●子どもたちがいじめ防止について考える―東京都で中学校生徒会長サミット開催 (2008年12月10日)
東京都教育委員会は、12月20日(土)に「平成20年度中学校生徒会長サミット~いじめ防止のための人間関係づくり~」を開催すると発表しました。
このサミットは、子どもたち自身が自分たちの抱える問題について話し合うことで、子どもたちに明るい未来を提供し、地域の担い手となることを目的としています。昨年から「いじめ防止」をテーマに行われ、都内の各中学校の生徒会長や生徒会役員がいじめ防止のために何ができるかを話し合い、自らの言葉で行動指針を作成します。
都内の中学校の生徒会役員や教職員のほか、保護者や都民も参加することができます。
今年のサミットでは、八王子市立四谷中学校が「いじめ防止のための人間関係づくり」について実践報告を行うほか、それぞれの生徒会での取り組みをもとに、いじめ防止に向けて何ができるかを話し合う「いじめ防止フォーラム」を行います。特に今年度は、インターネットや携帯電話を通じたいじめ、いわゆる「ネット上のいじめ」の防止についても話し合う予定です。
また、サミットの最後には、昨年度のサミットで採択したいじめ撲滅に関する宣言をもとに、行動指針の作成を行います。
この「いじめ撲滅宣言」は、
・すべての生徒が“楽しい学校生活を送る”権利を持っている
・いじめを受けた人、行った人、周囲で見ていた人すべての心に傷が残る
とした上で、次の3つのことを守っていこうと宣言しています。
一、どんな理由があっても“いじめ”は絶対にしません。
一、いじめを見つけたら、自分たちに出来ることを考え、行動します。
一、一人ひとりがお互いの個性を認め合い、思いやりの心を持って、中学校生活を送ります。
今回はこの内容を踏まえ、行動指針を採択する予定です。
子どもたち自身が考えて作った内容だけに宣言にはとても重みがあります。子どもたちだけでなく、大人も耳を傾けるべき内容ではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2008年12月10日 17:40