●新卒の内定取り消し急増 対応策として厚生労働省に特別相談窓口設置 (2008年12月10日)
ここ数年、新卒の就職率は上昇が続いており、就職氷河期・超氷河期と呼ばれた時代は過去のものになったかのようでした。しかし就職活動も終盤となっているこの時期に、学生に突如内定が言い渡される、というニュースを耳にします。
厚生労働省では、11月28日より、新規学卒者の採用内定取り消しなどに関する相談に対応するための特別相談窓口を各都道府県に設置しています。
特別相談窓口においては、以下のようなことを実施しています。
・採用内定取り消し通知を受けた場合についてのアドバイス
・全国の学卒求人情報の提供、職業紹介など、ハローワークにおける支援内容の紹介
内定取り消しの連絡を受けた学生たちは、「目の前が真っ暗になった」「何を言われているのか理解できなかった」など、ショックを受けている人が多数いるようです。しかし一人で悩んでいても解決しない、ぜひ特別相談窓口へ、と呼びかけています。
さらに事業主に対しては、リーフレット「新規学校卒業者の採用に関する指針」を作成し、新規学校卒業者の採用に関する秩序を確立するよう呼びかけています。すなわち適正な募集・採用計画の立案を行った上で募集・採用活動を行い、内定取り消し等を防止することを求めています。
また大学とハローワークとの連携強化を図り、採用内定取り消しに関する情報の把握、特別相談窓口に関する情報の学生への提供など、さまざまな場での支援活動を行っていきます。
世界的な経済不安があまりにも急速に進んだために、企業側も戸惑っている最中であり、採用取り消しは苦渋の決断だったのではないでしょうか。だとしても希望を抱いていた若者としては、裏切られたと感じても無理はないでしょう。このような相談窓口と連携するなど、ほんの少しでもできることを学生達に示してあげてほしいですね。
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投稿者 kksblog : 2008年12月10日 06:46