●理科学習に使えるデジタル教材を公開―理科ねっとわーく (2008年12月02日)
理科学習に使えるデジタル教材を一般公開しているサイトがあります。その名も理科ねっとわーく。教材は小学生用、中学生用、高校生用にそれぞれ分かれており、内容もそれぞれの学校で習う内容に合わせてあります。
この「理科ねっとわーく」は、独立行政法人科学技術振興機構の理科教育支援事業の一環として作られているものです。学校の先生向けに小・中・高等学校の授業で使える教材を集めた「理科ねっとわーく(学校教育版)」と、その中から一般公開可能な教材のみを集めた「理科ねっとわーく(一般公開版)」があります。
一般公開版には、現在、小・中・高合わせて101本のデジタル教材が揃っており、子どもたちが自宅で学習する際に使うことができるようになっています。
教材は、小学生向けが「生き物」「エネルギー」「地球と宇宙」「ものの変化」の4項目、中学生向けは1分野・2分野の分野と学年別、高校生向けは科目別に物理、化学、生物、地学、理科総合、機械設計の6つの分野から選べるようになっています。また、学年に関係なく分野別に選べるよう、カテゴリ別のコーナーも設けられています。
例えば、月間ランキング1位となった「三次元CGおよび映像でみる人体のしくみ」では、体の各器官やその仕組みをCGを使って立体的に見せてくれます。また、発展学習として3DCTで見た気管支や肺の血管の画像や、だ液の働きを調べる実験の方法、MRI装置で見た心臓の動く様子の画像なども用意されています。
コンテンツの内容は、学校で学習する内容を少し発展させてより内容を詳しく説明したり、実験の方法を示してくれたりというものですが、発展学習用には最新技術を用いた画像も用意されており、かなり本格的です。学校の教科書の平面的な画像や言葉による説明だけでは理解しにくい部分を補ってくれる内容になっています。
教科書で勉強するだけでなく、関連する画像や実験を見ることによって理科への興味がますます沸きそうですね。
■関連記事
理科の教育に使える、でっかいフラッシュ
授業で役立つデジタルコンテンツ モニターを募集 計15名に
国立天文台編さんの「理科年表」オフィシャルサイト 公開
« 流れるように書ける しかも多機能!三菱鉛筆「ジェットストリーム4&1」 | トップページへ 小中一貫教育の検証について―品川区教育委員会 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2008年12月02日 13:02