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家庭でのPC利用者数は16年で約46%増加、でも情報処理能力は低いまま? (2008年12月15日)

博報堂生活総合研究所は、「生活定点分析レポート」をウェブ上で公開しました。

同研究所では、生活者の意識や行動の変化から将来の価値観や欲求の行方を展望するため、同じ条件の調査エリア・調査対象者に対し、同じ質問を繰り返し投げかける定点観測型のアンケート調査「生活定点」を隔年で実施しています。

携帯電話を保有している人の数は、1998年に40.5%だったのが2008年には90.6%にのぼりました。また、家庭でパソコンを使う人の数は、1992年には20.2%でしたが、2008年には66.0%になりました。

しかし、情報処理能力が高い方(高い+やや高い)だと考えている人は、1996年時点で20.7%、2008年で32.4%という結果になりました。携帯電話の保有率や家庭でのパソコン使用率に比べると、個人の情報処理能力はあまり伸びていないといえます。

今後(も)お金をかけたいものに、「子どものための教養・勉強にかけるお金」を選んだ人は、1992年に24.4%、2008年では33.8%に上がっています。また、日本の誇れることは「高い教育水準」と答えた人は、1992年には46.2%いたのに対し、2008年は19.8%しかいませんでした。

男性でも育児休暇をとるべきだと思うと答えた人は、1998年では33.3%でしたが、2008年には40.2%にまで上がりました。また、仕事よりも家庭生活を第一に考えると答えた人は、例年変わりなく常に70%を超えています。

パソコンや携帯電話が広く普及してきた現在でも、情報処理能力が高いと考えている人材は乏しいようです。これからは、学校の授業の中でもう少し情報の科目に力を入れるべきかもしれません。家庭や地域などでも、子どもたちが自分の能力に自信を持てるように、もっと情報の知識を教えていく必要がありそうです。

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生活定点2008 分析レポート 公開



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投稿者 kksblog : 2008年12月15日 17:12


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