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体の成長、視力の低下が早くなっている 平成20年度学校保険統計調査速報 (2008年12月24日)

文部科学省から、平成20年度学校保険統計調査の速報が発表されました。同省のサイトに、調査結果の概要が掲載されています。この調査は、満5歳から17歳までの子どもの一部を抽出調査したものです。

体重・身長について、近年との比較はそれほど大きな変動は見られません。親世代(30年前)と比較すると、全ての年齢、性別において大きくなっています。男子では身長が12歳の時、体重は15歳で最も差が大きくなり、女子は身長・体重共に11歳の時に差が大きくなりました。

年間発育量の比較を見てみると、現代は男子は身長・体重共に11歳、女子は身長9歳・体重10歳でピークが来ています。このピークが親の世代ではおよそ1歳くらい遅く、男子の体重では2歳遅く来ています。現代の子ども達は「大きくなった」だけではなく「成長が早くなった」と言えそうです。

健康状態については、いずれの学校段階においても「むし歯(う葉)」が最も高くなり、次いで「裸眼視力1.0未満の者」になりました。平成10年からの推移を見てみると、順位は変わらないものの、むし歯は全体的に減少傾向、視力は幼稚園から中学校までは増加、高等学校では減少しました。より低年齢で視力が落ちているようです。

また、高等学校では6〜8%に歯垢の状態・歯肉の状態に異常があるという結果が出ています。いわゆる歯周病がふえているのでしょう。生活習慣に関して保護者や学校が口を出さなくなったり、自由な行動時間が増えることなどで、ケアが不十分になっているのでしょうか。

小学生くらいまでは保護者の目が届いて、病気や異常に気が付いて適切なケアを施されることが多いでしょう。成長につれて体の不調に対し、自分で気付くこと・セルフケアが必要になってくるでしょう。そのためにも子どもが小さいうちに周りの大人がよく子どもの変化に気づいてあげられることが大切ではないでしょうか。

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平成20年度学校保健統計調査速報



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投稿者 kksblog : 2008年12月24日 13:02


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