●「環境教育指導資料(小学校版)」英語版の作成について~国立教育政策研究所 (2008年11月19日)
国立教育政策研究所で、我が国においてのESD(持続可能な開発のための教育)、特に環境教育がどのように進められているかについて紹介するため、日本の環境教育を体系的に説明した「環境教育指導資料(小学校編)」の英語版が作成されました。
環境の世紀を迎え、我が国が提案し、第57回国連総会において満場一致で採択された「持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」が、平成17年から開始されたわけですが、平成19年に、「環境教育指導資料(小学校版)」が作成されました。
この資料を作成した目的は、環境教育に関する国際的な動向や今日的な課題も踏まえ、学校教育における環境教育の一層の推進に資するため、ということです。
資料は、①持続可能な社会を構築するために必要な考え方や取組等についての総合的な解説、②環境教育の基本的な考え方や指導展開等の解説、③各教科等における実践事例の紹介、といった内容で構成されています。
このたび、この資料の英語版が作成されたというわけです。
資料本の活用方法としては、(1)日本の環境教育を世界に発信する資料として、(2)教員が国際交流で環境教育を説明する際の資料として、(3)ユネスコなどの国際会議で、日本のESD、特に環境教育の取組について紹介する際の資料として、(4)日本が世界でESDに関するイニシアチブをさらに発揮するきっかけとして、(5)日本を訪問した外国人に日本の環境教育の事例を紹介する際の資料として、(6)環境教育を英語で学ぶ資料として、など考えられています。
今後、こういった活用方法について、国内外の関係機関に配布する予定となっています。
環境教育について、こうして日本と世界各国の国々と情報交換がされているということをご存知でしたか?これからも、世界に繋がっていることを意識しながら環境教育について、考えていけたらいいですね。
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投稿者 kksblog : 2008年11月19日 00:22