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「ネット上のいじめ」に対する学校向けのマニュアル集を作成―文部科学省 (2008年11月18日)

文部科学省は、携帯電話のメールやインターネットを利用した「ネット上のいじめ」に対応するため、学校・教員向けに「『ネット上のいじめ』に関する対応マニュアル・事例集」を作成しました。

このマニュアルは、「子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議」の提言をもとに作成されました。この会議は、ネット上のいじめが増えたことを受け、従来のいじめとは異なる新しい形のいじめ問題への対応策を検討するために設けられたものです。

今回作成されたマニュアル・事例集は、ネットいじめに対する基本的な考え方を示した「マニュアル編」とネット上のいじめをタイプ別や学校種別ごとに分けて対応策を示した「事例編」で構成され、状況に応じた具体的な対応ができるよう構成されています。

「マニュアル編」は、
1.「ネット上のいじめ」とは
2.「ネット上のいじめ」等の事例と対応
3.「ネット上のいじめ」等に対する対応の充実
の項目から成っています。ここでは、「ネット上のいじめ」の典型的な例を紹介し、被害者、加害者、全校児童生徒、保護者への対応の仕方が紹介されています。また、ネット上のいじめを防ぐための取り組みや、外部の相談窓口についても紹介されています。

「事例編」は、
1.掲示板・ブログ・プロフでの「ネット上のいじめ」
2.メールでの「ネット上のいじめ」
3.その他
の項目で構成されており、ネット上のいじめの種類ごとの事例が紹介されています。また、それぞれのタイプごとに、小学校、中学校、高等学校、と学校種別ごとの事例も挙げられており、全部で15の事例が紹介されています。

文部科学省では、このマニュアルをもとに、地域の実情に合ったマニュアルを加えるなどして、地域で「ネット上のいじめ」に取り組んでほしいとしています。

これまで、ネット上のいじめに対する取り組みは、マニュアルなどを作成している地域とそうでない地域があり、地域にによって差があったように思います。今回統一的なマニュアルができたことは、ネット上のいじめの解決に向けて一歩前進したと言えるのではないでしょうか。

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投稿者 kksblog : 2008年11月18日 16:47


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