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「国語、数学よりも理科と社会が苦手…」中学2・3年生の学習状況 (2008年11月13日)

埼玉県教育委員会より、「平成20年度埼玉県小・中学校学習状況調査(中学校)」の調査結果が発表されました。

今回の調査の対象となったのは中学校2年生と3年生の生徒で、中学校2年生では国語・社会・数学・理科・英語の5教科、中学校3年生では社会・理科・英語の3教科のテストがおこなわれました。

中学校2年生の教科別正答率を見てみると、国語、数学が7割を超えています。英語はおおよそ7割であり、理科は7割を下回りました。社会はおおよそ6割という結果になりました。中学校3年生は、英語がおおよそ7割、理科は7割を下回り、社会も6割を下回るという結果になりました。

内容・領域別の正答率を見てみると、中学校2年生の国語では、「話すこと・聞くこと」、「読むこと」はともに8割を上回り、「言語事項」は7割を上回っています。しかし、「書くこと」は7割を下回りました。社会では、「地理的分野」、「歴史的分野」はともにおおよそ6割でした。

数学では、「数と式」は7割を上回りました。「図形」はおおよそ7割、「数量関係」はおおよそ6割という結果になりました。理科は、「第1分野」、「第2分野」はともに7割を下回っています。英語は、「聞くこと」は7割を上回り、「読むこと」、「書くこと」はともに7割を下回っています。

中学校3年生の内容・領域別の正答率では、社会が「地理的分野」、「歴史的分野」ともに6割を下回っています。理科も「第1分野」、「第2分野」ともに7割を下回り、英語では、「読むこと」は7割を上回り、「聞くこと」、「書くこと」はともに7割を下回るという結果になりました。

生徒質問紙調査で勉強に対する意識を聞いたところ、「どちらかといえばそう思う」を含めて学校が好きと回答した生徒の割合は74%でした。一方、「どちらかといえばそう思う」を含めて勉強が好きと回答した生徒の割合は28%に留まりました。

家庭学習の状況では、「予習や復習をする」と回答した生徒の割合は41%、「興味があることについて自分で調べたり、たしかめたりする」と回答した生徒の割合は24%でした。

調査結果を見る限りでは、中学生の大多数が国語や数学よりも理科や社会の方が苦手なようですね。今後の学習カリキュラムを立てる前に、社会や理科にもう一工夫をこらした授業カリキュラムを再考してみてはいかがでしょうか。

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投稿者 kksblog : 2008年11月13日 18:47


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