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内閣府が食生活をめぐる現状を紹介『食育について考えるために』 (2008年11月02日)

内閣府は、多くの国民が食育について関心を持つために、食生活をめぐる現状を紹介する小冊子『食育について考えるために』をつくり、公表しています。

現在の食生活については、8割ほどの国民が満足はしているものの、「食品の安全性について」、「家族の健康について」は相当数の人が不安を感じています。そのため今後の食生活で特に力を入れたいことには、「栄養バランスのとれた食事の実践」や「食品の安全性への理解」を挙げています。

食生活の中で重要とされる朝食をとることについては、近年、小学生の朝食欠食状況は改善してきており、毎日朝食をとる子どもは8割以上で、そういう子どもほど学力調査の平均正答率、基礎運動能力は高くなっています。

しかし、20歳代および30歳代の朝食欠食率は高く、特に20歳代の一人世帯に限れば5割近くが朝食を欠いています。食育推進基本計画においては、20歳代の男性の欠食率を平成22年度までに15%以下にすることを目指しているので、現状は目標値と大きな差がある状況です。また、女性は過度の痩身志向も問題です。

壮年期以降については、生活習慣病を予防するために食生活の改善が必要です。特に男性は肥満者の割合が増加しており、メタボリックシンドロームについても相当数が問題ある状況です。

食育は、食生活の改善だけでなく、食を通じたコミュニケーション、正しいマナーなど食に関する基本所作、自然の恩恵に対する感謝、優れた食文化の継承、食料事情の理解など広範な内容が含まれます。そんな食育の実現のためには、仕事と生活の調和(ワークライフ・バランス)の実現、家庭、学校、保育所、地域等社会の様々な分野において食育の推進が求められます。

食育に関心を持っている国民は、平成20年の調査では75.1%。平成22年度までに90%以上にするのが食育推進基本計画の目標ですから、なおいっそうの努力を要する状況です。小冊子の最後には、食育の考え方が体系的に整理されていますから、まずは家庭でできる食育から始めてみませんか。


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「食育」への関心度 75.1% 内閣府より
「なぜ?なに?食育」―農林水産省の食育ページ
国の食育関連予算 内閣府のサイトで公開されています
都道府県・市町村の食育推進計画について―内閣府食育推進室


パンフレット「食育について考えるために」(内閣府)



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投稿者 kksblog : 2008年11月02日 18:39


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