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今後の検定試験のあるべき姿とは?中・高校生が気軽に受験できる試験を目指して (2008年10月21日)

文部科学省は、有識者会議による「検定試験の評価ガイドライン(試案)」について、これまでの検討を整理したものを公開しています。

有識者会議とは、第三者評価機関(民間事業者など)が検定試験の質を確保する仕組みの構築に向けて、その客観性や公平性を担保することを目的として、平成20年5月に文部科学省生涯学習政策局の下に設置された機関のことです。

これまで計6回の会議を有識者会議において開催し、検定試験を取り巻く現状を踏まえて検討を進め、委員5名を含めた計10名の有識者などからヒアリングを行った後、個別論点について意見交換を行いました。

その結果、全国に数千程度の検定試験があり、実施主体や目的、内容、規模などは非常に多様ですが、組織や財務など、実施主体が不明確で目的や内容が不明確であるという現状が明るみになってきました。

また、目的や内容と試験が体系的でなく、学習成果を試すような出題になっていない場合や、受検者の本人確認なし、継続して実施していない、都市部のみで実施、関連情報(受検者数、合格率等)が非公開という試験も存在していることがわかりました。

とくに、中・高校生や大学・専門学校生などに向けては、学習の動機付け、学習の到達目標、進学・就職に際しての要件を誰にでも理解できるものにしていくことが、これからの課題だと指摘しています。

今後は、「ガイドライン(試案)」に例示した評価項目などを、各種検定試験の実態把握や試行的な評価を通じて検証し、その結果を踏まえてさらなる検討をおこない、実績を積み重ねる中で評価手法を改善充実していく方針だとのことです。

世の中には児童生徒向けに作られている検定試験がたくさんあります。検定試験に合格することで、子どもが自分に自信を持つ良いきっかけになるはずですから、これからはもっとこのような検定試験の質が上がると良いですね。

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投稿者 kksblog : 2008年10月21日 17:50


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