●「国立情報学研究所と情報処理推進機構・IT人材育成本部との連携・協力 (2008年10月09日)
大学共同利用機関法人・情報システム研究機構・国立情報学研究所と独立行政法人・情報処理推進機構・IT人材育成本部は、産学が連携することで我が国のIT人材の育成が促進されることを強力に支援するため、連携・協力の推進に関する協定を締結しました。
背景としては、情報技術(IT)の急速な発展と利用の拡大に伴い、IT人材は質および量の点で不足しています。IT人材の育成が差し迫って重要な課題となっています。
しかし、学側で輩出する人材と産側が求める人材のニーズには大きな隔たりがあります。これを埋めるために、学側、産側、関連団体および政府が様々な施策に取り組んでいます。NII(国立情報学研究所)は、大学等の教職員向けの教育研修事業を行い、IPA(情報処理推進機構)は、情報処理技術者試験やITスキル標準などのIT人材育成ツールを提供してきました。また、NIIおよびIPAは経済産業省、文部科学省とともに「産学人材育成パートナーシップ情報処理分科会」に参画し、IT人材育成に関する産学官連携の施策検討に努めてきています。
「産学人材育成パートナーシップ」は、人材育成に関し、大学と産業界の連携・協力を強化するため、産学が連携して双方の対話と取組の場を、文部科学省と経済産業省が連携して平成19年に創設したものです。産学の横断的課題や業種・分野的課題について幅広く議論を行い、人材育成に係る産学双方の共通認識を醸成、その後の産学双方向の具体的な行動に繋げていくものです。9つの産業分野を対象にそれぞれ分科会が設置され、IT分野においては、情報処理分科会が設置され、IT人材育成に関する検討が進められています。
今回の連携・協力の推進に関する協定で、具体的には、教員の育成・強化や教材の開発による実践的教育の拡充、産業界のニーズを踏まえた実践的カリキュラムの開発、インターンシップやリカレント教育の推進など、NIIとIPAの連携を通じ、学側と産側がIT人材育成に関し、協力していくための事業を実施していくということです。
ITに関する人材が、不足しているというのは、あまり知られていないことかもしれませんね。専門分野ですし、特に若い年齢の人たちに対してや、現在ITに関わっている人たちに対し、いろいろ対策ができればいいですよね。
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投稿者 kksblog : 2008年10月09日 02:10