●「こんにゃく入りゼリー」による窒息事故に関する学校給食における食品の安全確保について―文部科学省 (2008年10月07日)
今年7月、1歳9ヶ月の男児が凍らせた「こんにゃく入りゼリー」をのどに詰まらせ窒息死する事故が起きました。この事故について内閣府食品安全委員会のホームページでは、「こんにゃく入りゼリー」による窒息事故に関する情報を掲載し、注意を呼びかけています。
また、文部科学省では「『こんにゃく入りゼリー』による窒息事故に関する学校給食における食品の安全確保について」とする文書を出し、内閣府の食品安全委員会の情報を提供するとともに、学校給食の安全性確保に努めるよう各学校や各教育委員会に求めています。
「こんにゃく入りゼリー」は、普通のゼリーよりも弾力性が強く、口の中で砕けにくいという性質があります。そのため、咀嚼力の弱い子どもや高齢者が「こんにゃく入りゼリー」を噛み切れずにのどに詰まらせ、窒息する危険があるとされています。
今回の事故以前にも、同様の事故は起きており、2007年に2人、2006年に2人が「こんにゃく入りゼリー」による窒息で亡くなっています。
これらの事故については、内閣府食品安全委員会ホームページの「『こんにゃく入りゼリー』による窒息事故について」のページに情報がまとめられています。ここには農林水産省の「こんにゃく入りゼリーに関する調査結果」や、国民生活センターの情報などへのリンクがまとめられています。
今回の事故は、「こんにゃく入りゼリー」の危険性が問題視されるようになった後の事故だったため、なぜ防げなかったのか悔やまれます。
「こんにゃく入りゼリー」に限らず、もちやあめ玉など子どもがのどに詰まらせやすい食品は多くあります。食品やその販売者だけを悪者にするのではなく、窒息の危険がある食品を幼児に与えないなど、消費者の側も安全に十分注意する必要があるのではないでしょうか。
■関連記事
子どもの死因第一位の不慮の事故をなくしたい!現状の問題点や解決策が提言に
3D動画で子どもに起こりやすい事故や応急処置について学ぼう!
子どもの事故予防に―「キッズデザインの輪」開設
« 高等教育の方向付けにおいて、各国政府は目標を明確にすべき~OECD報告書 | トップページへ 情報の授業に使える楽しいプログラミングゲーム、「Light Bot」 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2008年10月07日 17:00