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「小児環境保健疫学調査」のページができました~環境省 (2008年10月03日)

「小児環境保健疫学調査」の案内の背景としては、近年、小児に対する環境リスクが増大しているのではないかとの懸念があり、化学物質を中心とした有害物に対する小児の脆弱性について大きな関心が払われていることがあります。

環境省では、環境リスクが私たちに与える影響を明らかにするために、子どもたちの健康をお母さんのお腹にいる時から12歳になるまで、定期的に健康状態を確認する出生コホート(追跡)調査を新たに立ち上げることにしたということです。

この「小児環境保健疫学調査」は、2010年度より、全国各地で6万人のお母さんになる方々を対象に調査を開始することを目標としています。現在、本格実施のための準備を進めているとのことです。

「小児環境保健疫学調査」の実際の流れは、妊娠検診時に登録を行い、生活状況アンケートとお母さんの血液採取を行います。そして、出産時に赤ちゃんの心身チェック、お母さんの血液採取、臍帯・臍帯血の摂取を行います。それ以後、子どもが12歳頃になるまで、定期的に心と身の発育チェックを行っていきます。

2020年ごろには、「小児環境保健疫学調査」の中間取りまとめを行い、海外の調査との連携を行う予定になっています。

「小児環境保健疫学調査」を行うことによって、小児の発育に影響を与える環境要因の解明や環境要因に対する小児の脆弱性を考慮したリスク管理体制の構築が成果として上がります。また、次世代育成にかかる健やかな環境の実現や健康リスク評価の専門家を養成することも、考えられています。

環境問題は、近年かなり色々なところで危惧されているものですが、色々な方向から見た環境問題を考える必要がありますね。

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投稿者 kksblog : 2008年10月03日 00:51


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