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子どもの成育環境の改善にむけ成育空間の課題と提言~日本学術会議 (2008年10月02日)

日本の子ども達が、近年、学力・体力・運動能力の低下、肥満の増加、生活習慣病の増加、コミュニケーション能力の低下、意欲や向上心の低下、不登校・引きこもりの増加、孤独感、いじめ、自殺等の極めて危機的な状況にあることが以前指摘され、それに対する総合的、組織杓、行動的戦略の提言が、行われていました。

総合的分析・考察の重要性が指摘される成育環境の4要素として、成育空間・方法・時間・コミュニティが上げられますが、その中のうち、特に「成育空間」の視藍から検討を深め、このたび取りまとめられました。

子どもが育まれる環境づくりに必要な空間の基本的条件として、大きく3つ上げられています。子どもが群れる場の重要性・多くの人によって子どもが育まれる場の重要性・子どもの視点に立つ環境形成の場の重要性です。

「子どもが群れる場の重要性」というのは、子どもは、仲間集団、とりわけ異年齢集団の人間関係のなかで社会力を育むものであるが、現代の子ども達は群れて遊ぶ機会を失っており、群れて社会性を育む場の再構築が早急に求められる、とするものです。

「多くの人によって子どもが育まれる場の重要性」というのは、かつて子どもは多くの大人達によって見守られながら育ってきたものですが、現代は核家族化の進行と、地域コミュニティの崩壊で、子どもと親を孤立させており、子ども達ができるだけ多くの人々に見守られながら育つような建築的、都市的環境を再構築することが求められている、というものです。

「子どもの視点に立つ環境形成の場の重要性」というのは、先の2つのような場の重要牲を踏まえ、子どもの視藍に立つまちづくりが構成される必要があり、それには、計画、整備、運営の各段階においての子どもの参加、参画が不可欠だというものです。

具体的に、どういう風に進めて行くかということも、載せられています。一度、ご覧になってみてください。

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投稿者 kksblog : 2008年10月02日 23:12


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