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AO入試の実施校が増加 平成20年度大学・短期大学の入試実施状況 (2008年10月01日)

文部科学省による、国公私立大学および短期大学の入試の実施状況について、平成20年度のものが取りまとめられ、公表されました。

これによると、国公立大学の入学志願者および志願倍率は前年度とほぼ変わらず、私立大学ではおよそ3万人増加し、志願倍率の平均は0.1%上昇しています。一方、短期大学では公立・私立いずれも志願者が減少、志願倍率が低下しており、全体で前年より0.1%下がっています。

アドミッション・オフィス入試(AO入試)を実施する大学・学部数はここ数年増加傾向にあり、平成20年度では国立で50%、公立で25%、私立では77.4%の大学が実施しています。受験人口が減少している中で、学力だけでなく、目的意識や学問への意欲といったポテンシャルを持つ学生を入学させたい、という大学が増えているのでしょうか。AO入試での入学者数も増えており、私立大学では9.6%に達しています。

AO入試については短期大学でも同様の傾向が見られ、公立で25%、私立では70%の学校が実施しています。特に私立短期大学での入学者数が多く、14.6%と大学・短期大学合わせて最も割合が大きくなっています。

一方推薦入試は、大学では実施校がやや増加しているにもかかわらず、入学者はわずかですが減少しています。短期大学では学校数の減少により実施校の数は減りましたが、実施割合は100%になっています。入学者数については、大学同様減少しています。その他、帰国子女入試、社会人入試については、大学・短期大学ともに実施校はやや増加していますが、入学者は減少しています。

AO入試は従来の推薦入試とは異なり、現役生でなくても受験できることや、学校や試験の成績に加え、自分の熱意や個性を見てもらえることから、受験生にとっては門戸が広がる制度といえます。さらに大学を選ぶ際に、学校の名前や偏差値だけでなく「自分が何を学びたいのか」を考えるきっかけにもなるでしょうね。

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投稿者 kksblog : 2008年10月01日 12:53


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