●10月は「食生活改善普及月間」 あなたの「食」は大丈夫? (2008年10月07日)
厚生労働省では、毎年10月1日から10月31日の1ヶ月を食生活改善普及月間とし、食生活改善の普及運動を展開しています。この運動の歴史は古く、昭和24年から実施されており、国民一人一人の食生活改善に対する自覚を高め、日常生活での実践を促すことを目的としています。
今回重点活動の目標におかれているのは、メタボリックシンドロームの認知度の向上、「食事バランスガイド」などを参考に食生活を送っている国民の割合増加となっています。特に対象となるのが、30〜60才代男性の肥満傾向にある者、単身者、子育てを担う世代です。
これまでにも「食事バランスガイド」は各都道府県や市区町村でパンフレットが制作されたり、学校や保育所、幼稚園などで食育の教材として扱われてきました。今回の活動として、さらに広くスーパーマーケットやコンビニエンスストア、外食料理店などで食事バランスガイドを活用したヘルシーメニューの提供、さらに運動に関するイベントと連携して普及啓発が行われます。
また、野菜の摂取量を増やすための支援、肥満が気になる人へエネルギーと脂質との関係を理解するための支援など、食生活に問題がある人達に対し、それぞれの特性に応じた支援活動が考えられています。
この「食生活改善普及運動」が始まった昭和24年は、戦後の混乱から、食糧事情が次第に好転し、次第に栄養状態も向上してきた頃です。しかし決して食料の量・種類は豊富でなく、潜在的な栄養欠陥は相当多く見られました。そこで農作物の収穫の多い秋に体力の回復を図るため、11月に「皆さんの栄養週間」として、栄養と食料についての知識と理解を広めるための活動が行われたのが始まりです。
運動が始まった当初と現代とでは、食生活改善普及運動の活動内容は変わっていますが「健康のために食生活を見直す」という前提は変わりません。食生活改善普及運動の変遷を見ていくと、私たちのライフスタイルの変化、食に対する意識の変化などが見られて面白いかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2008年10月07日 06:27