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文化庁映画週間開催 10月19日には受賞記念上映会 招待券も (2008年09月27日)

昨年の映画の興行収入では 21 年ぶりに邦画のシェアが洋画を上回りました。また邦画は 3 年連続で公開本数が増得続けており、邦画の価値が今改めて見直されています。そんななか、文化庁では今年度も 10 月 18 日~ 24 日に 「文化庁映画週間」 を開催、 「文化庁映画賞」 の受賞を記念して行われる 「文化庁映画賞受賞記念上映会」 では現在、招待券を配布しています。応募受付けの締切日は 10 月 10 日です。

◇                   ◇

この取り組みは東京国際映画祭期間中に開催されていて、今年で 5 回目を迎えるものです。優れた文化記録映画作品や永年にわたって日本映画を支えてきた関係者を顕彰する 「文化庁映画賞贈呈式」 はじめ、受賞作品による 「受賞記念上映会」 、映画が持つ魅力を幅広く伝える 「映画人の視点 Director’s Angle」 、国内外の映画人による各種 「コンベンション」 が実施される予定です。

文化庁映画賞は、文化記録映画部門では優れた文化記録映画作品を、また映画功労表彰部門では国内映画界で顕著な業績をあげた者をそれぞれ顕彰しているもので、今年度の文化記録映画部門の受賞作品は、大賞に 「緑の海平線~台湾少年工の物語」 (製作者名・藤田修平) 、優秀賞に 「オオカミの護符 -里びとと山びとのあわいに-」 (製作団体名・株式会社ささらプロダクション) と 「十歳のきみへ いのちの授業」 (制作団体名・U.N.Limited) が選出されました。

10 月 19 日にはBunkamura 「ル・シネマ1」 (東京都渋谷区道玄坂) で 「文化庁映画賞受賞記念上映会」 が開かれ、受賞3作品が上映されます。事務局では、上映を記念して各作品 100名 (計 300 名) を招待、観賞希望者には招待状を送付しています。

応募方法は、ハガキに住所、氏名、年齢、電話番号、作品名を明記のうえ下記応募先まで。応募受付完了後に招待状が発送されます。

<応募先>
〒 104-0041 東京都中央区新富1-14-8松永新富ビル4F
文化庁映画賞受賞記念上映会係
<応募締切>
10 月 10 日必着
<問合せ先>
文化庁映画週間広報事務局 電話03-3555-0900

文化庁映画週間(文化庁)

なお、各作品への贈賞理由は以下の通りです。
【緑の海平線~台湾少年工の物語~】
監督:郭 亮吟 2007年/60分
第2次世界大戦中、神奈川県大和の海軍工廠に派遣され、軍用機の製造に従事した約 8 千人の台湾人少年達の 「忘れられた歴史」 を、日本人プロデューサーと台湾人監督の共同制作で丹念に掘り起こした労作。 4 年の歳月をかけて数十人の関係者の証言を集め、現存する文献や映像資料とともに丁寧に編集構成することで、日本・台湾・そして中国大陸を往還する歴史の多面性を見つめ直す 「青春群像記」 にまとめ上げた手腕を高く評価したい。

【オオカミの護符 -里びとと山びとのあわいに-】
監督:由井 英 2007年/114分
東京近郊、今ではすっかり新興住宅地に囲まれた旧家の土蔵に貼られた 1 枚の 「お犬さまの護符」 。 260 年以上も続く地域の山岳信仰―御嶽講 (みたけこう) を探る旅は、かつてニホンオオカミが棲んだ関東周辺の山々と里との間に、素朴な信仰を介した人々の絆があったことを発掘してゆく。身近な日常に息づく民俗に着目し、その古層を掘り深めようとする率直な姿勢は、失われつつある習俗を新鮮な驚きとともに暖かみをもって描きだした。

【十歳のきみへ いのちの授業】
監督:今泉 文子 2007年/17分
年3万超の自殺者と自滅的な無差別殺人が連鎖する社会の子どもたち。親殺し、子殺し、いじめが生む殺人や自殺が起きる都度、親や教師は 「生命の大切さ」 を説くという難題に直面する。 10 歳に照準を定めて 「いのちとは何か」 を考えさせる日野原重明氏 96 歳の出前授業を描く本作は、短篇映像の特性を活かし内容を独自の時空に再展開、 1 人の高齢の医師のメッセージを、永く全国の 10 歳に伝え続ける発信力を創り出した。

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投稿者 kksblog : 2008年09月27日 16:35


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