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仙台市、京都市、大阪市は教育のサービス充実度が高い?教育偏差値で比較 (2008年09月18日)

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(財)関西社会経済研究所より、教育費などの情報を含む「自治体経営力評価報告書」が発表されました。

同報告書は、因子分析の手法を用いた客観性の高い自治体経営力評価システムの確立や関西の政令指定都市の経営力を全国の他の政令市と比較するためにつくられました。そのうち、教育カテゴリーでは、教育に対する行政サービスを評価するにあたり、「小学校教員数/小学校児童数」、「中学校教員数/中学校生徒数」を用いてほかの政令市と比較をしています。

「小学校教員数/小学校児童数」、「中学校教員数/中学校生徒数」で比較をする場合、これらの値が大きいほど児童あるいは生徒当たりの教員数が多いという意味になります。したがって、教員当たりが受けもつ児童あるいは生徒が少なく、児童や生徒に目が届きやすくなることから、教育に対する行政サービスが充実していることを意味しているそうです。

政令指定都市の小学校教員数/児童数を見てみると、最も教員数が多いのが大阪市、続いて仙台市、3番目に多いのが京都市となりました。一方、一番少ない都市は、さいたま市、次に少ないのが福岡市となっています。

次に、政令指定都市の中学校教員数/生徒数を見てみると、最も教員数が多いのが大阪市、続いて京都市、そして川崎市という順序になっています。一方、最も少ない都市は、上記と同じくさいたま市、そして広島市と続いています。

同報告書の第2段階の調査では、因子得点を偏差値化して調整し、これを「教育サービス充実度」としています。

平成17年度における政令指定都市の教育サービス充実は、仙台市、京都市、大阪市が偏差値60を超えており充実しているそうです。また、川崎市、神戸市、北九州市は平均を上回っています。しかし、名古屋市、広島市、福岡市は偏差値40前半で、とくにさいたま市は偏差値30未満であり、教育のサービス水準は低いとされています。

教育データに関する資料はいろいろなものが出ていますが、今回の「自治体経営力評価報告書」資料もまたその一つとして参考程度にぜひご覧ください。

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「自治体経営力評価報告書」



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投稿者 kksblog : 2008年09月18日 20:29


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