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子どもが携帯電話を持つことに子どもは賛成、大人は反対―現代用語検定協会のアンケートより (2008年09月17日)

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「現代用語能力検定」などを実施しているNPO法人現代用語検定協会は、「子どもが携帯電話を持つこと」と「小学校で英語の授業が始まること」について親子にアンケートを行い、その結果を発表しました。

大人の意見と子どもの意見を別々に集計したところ、「子どもが携帯電話を持つこと」については子どもは賛成、大人は反対という結果になりました。また、「小学校で英語の授業が始まること」については、大人も子どもも賛成が多いという結果になりました。

このアンケートは、逓信総合博物館「ていぱーく」で夏休みに開催された「サマーフェスティバル」の中で行われたものです。テーマ別にパネルを展示し、子ども(小・中学生)は黄色、大人(高校生以上)は緑のシールを貼ってもらい、その結果を集計しました。

「子どもが携帯電話を持つこと」については、子どもが賛成59.4%だったのに対し、大人は賛成27.7%、反対66.3%でした。

理由を尋ねたところ、子どもは「携帯電話を使ってみたいから(賛成)」という声が多くありました。一方親の意見は、賛成派は「防犯のために必要」という意見が多く、反対派は「電話代がかかる」「必要と思えないから」という意見がありました。実際に子どもに携帯電話を持たせている人の意見として「防犯のために必要だが、友達とのメールや電話はさせたくない」(どちらとも言えないと回答)という意見もありました。

「小学校で英語の授業が始まること」については、子どもが賛成が70.7%、大人は賛成が79.6%で、大人も子どもも賛成という結果になりました。

賛成の理由としては、大人も子どもも「すでに小学校で英語の授業をしているから」という声が多くありました。このほか大人の意見として「中学からでは遅すぎる」という意見もありました。一方反対意見としては、大人の意見として「まずは日本語をしっかり勉強してほしい」という意見が多くありました。「どちらとも言えない」とした人は、「文法だけでなく会話ができるようになる教え方であれば賛成」「外国人の先生でなければ意味がない」など、教え方に関する意見が多くありました。

携帯電話も、小学校の英語教育もどちらも度々問題として取り上げられ、各種アンケートが行われていますが、大人と子どもそれぞれの意見を同時に聞いたのは珍しいのではないでしょうか。それぞれの意見の違いを認識しながら、親子でこれらの問題について話し合ってみるのも良いかもしれませんね。

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投稿者 kksblog : 2008年09月17日 17:36


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