●9月は、オゾン層保護月間「地球を守るための5つの大事な心がけ」~環境省 (2008年09月16日)
オゾン層について、現状を知っていますか?
オゾン(O3)は、地表から約10~50km上空の成層圏に多く存在しています。このオゾンが多く集まる層のことを「オゾン層」といいます。
このオゾン層は、太陽光に含まれる有害な紫外線の大部分を吸収し、地球上の生物を守るバリアとなっています。近年、フロンなどの「オゾン層破壊物質」によりオゾン層の破壊が進んでおり、南極上空では、毎年9~10月頃にオゾンホール(オゾンの濃度が極端に減った状態)が観測されています。
2007年のオゾンホールは、最大面積2490万km2に達したのですが、これは南極大陸の面積の約1.8倍に相等します。
現時点でオゾンホールに縮小の兆しがあるとは判断できず、南極域のオゾン層は依然として深刻な状況にあります。
オゾン層の破壊の主な原因とされているフロンは、安価で扱い易く、人体へも無害であるため、冷蔵庫やエアコンの冷媒や、スプレーの噴射剤などに使用されてきました。
しかし、オゾン層の破壊が確認されてからは、フロン等のオゾン層破壊物質は世界的に生産が規制されるようになり、この規制を受けて、オゾン層を破壊しない代替フロンと呼ばれる物質が開発され、様々な用途に使われています。
とはいえ、フロン、代替フロンは、強力な温室効果ガスでもあります。特に、代替フロンであるHFC(ハイドロフルオロカーボン)は、京都議定書の削減対象物質となっており、京都議定書の削減約束を達成するためにも、それらの排出抑制が必要です。
フロン類の大気中への放出を防ぐために、「フロン回収・破壊法」、「家電リサイクル法」及び「自動車リサイクル法」に基づき、製品を廃棄するときのフロン類の回収・適正処理が国で義務づけられています。
フロンの回収、家電リサイクル、自動車リサイクル、ノンフロン製品の選択、オゾン層や紫外線について知識を得る、ということが、必要となってきています。少しでも私たちの住む地球のためにできることを、認識したいですね。
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投稿者 kksblog : 2008年09月16日 01:48