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子どもたちのネット利用に必要なことは、情報リテラシー教育 (2008年09月14日)

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インターネット先進ユーザーの会(略称:MIAU)は、インターネットリテラシー読本『“ネット”と上手く付き合うために』のVer 1.0を公開しています。
『“ネット”と上手く付き合うために』

MIAUは、インターネットやデジタル機器などの、技術発展や利用者の利便性に関わる分野における、意見の表明・知識の普及などの活動を行なうことを目的とする組織団体。インターネット社会におけるユーザーに求められる情報リテラシー向上のための運動も行なっています。

今回、青少年に対するネットリテラシー教育のための、「MIAU版インターネットの教科書プロジェクト」活動の成果として、『“ネット”と上手く付き合うために』は作成されました。

『“ネット”と上手く付き合うために』では、インターネット上の有害情報から子どもたちを守るためには、「フィルタリング」、「ペアレンタルコントロール」、「情報リテラシー教育」という3つの方法を挙げています。ただし、フィルタリングは不完全な技術であり、子どもたちにとってはフィルタリングされていることがストレスになること、親が子どものインターネット利用を監視するペアレンタルコントロールは携帯ネットでは実践できないことなどから、情報リテラシー教育に比重を置くことが大切であると説明しています。

まずVer 1.0では、「ネットは匿名ではない」と「メールから少し離れてみよう」について掲載。掲示板などに匿名で書き込みをしても個人を特定することは可能であること、メール依存症とその脱出法などを漫画やイラストを交えながら解説しています。

2012年度の学習指導要領からは、中学生の授業で情報リテラシー教育は行なうことになっていますが、今や小学生でもインターネットや携帯電話を利用する時代。有害な情報から機械的に遮断するだけでなく、早くから子どもたちに有害情報を理解、対処させる力を持たせることが大切ですね。


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インターネットリテラシ読本「“ネット”と上手く付き合うために」公開



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投稿者 kksblog : 2008年09月14日 04:05


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