●日本発、食育を世界へ発信 食育推進基本計画(概要)の英訳版ができました (2008年09月09日)
平成18年度から5年間を対象に取り組まれている食育推進基本計画、今年はちょうど中間の年にあたります。健康志向や食の安全に対する意識の高まりも相まって、食育は短期間で広く浸透しました。
さらに食育の全般的な推進の一環として、食育を海外展開していく施策が考えられています。まずはその第一歩として、食育推進基本計画の概要の英訳版ができました。
食育推進基本計画は健全な食生活が失われつつある現代において、地域や社会をあげた子ども達への食育をはじめ、生活習慣病等の予防、高齢者の健全な食生活や楽しく食卓を囲む機会の確保、食品の安全性の確保と国民の理解の増進、食料自給率の向上、伝統ある食文化の継承等が必要である、との認識が示されています。
最終年度の平成22年に向けた具体的な目標の例として、朝食を欠食する国民の割合を引き下げる、学校給食における地場産物を使用する割合を上げる、メタボリックシンドロームの認知度を上げる、などが挙げられています。
食育の総合的な促進としては、子どもの健全な食生活を確立するために、家庭での生活リズムの向上や学校、保育所などでの指導充実などが挙げられています。成人については地域での生活習慣予防の取り組みなどがあります。
また食糧自給率向上の取り組みとして、生産者と消費者の交流などを通じた地産地消の推進、食品の安全性に関して食品の安全性や栄養などに関する情報提供、国際的な情報交換などが挙げられています。
世界において、日本食はヘルシーの代名詞と言えるでしょう。しかし当の日本では伝統的な食生活が廃れ、日常の食事が西洋化する傾向にありました。世界に誇る「和食」を日本人が作れない、食べていない、ではあまりにお粗末ではないでしょうか。「食育」を世界へも広めていこうと取り組まれている今、家庭でも和食復興に取り組んでみませんか。
■関連記事
少子化を克服して経済成長を目指す 経済財政改革の基本方針2008
学校に食育のリーダーを 栄養教諭の導入について
食育推進基本計画(概要)の英訳ができました。
« 語学ビジネス市場に関する調査結果2008 | トップページへ 江戸時代のお金のしくみを学べる教材、お金を使った手品で遊んでみよう »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2008年09月09日 06:20