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メタボ対策は、胎児のときから始めよう! (2008年09月06日)

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内閣府は、臨床医学委員会・ケンコウ・生活科学委員会合同の生活習慣病対策分科会の審議結果を取りまとめ発表しました。

母体から影響をうける胎児や幼少期の子どもにとって、生活習慣病は無縁ではないという研究結果がでました。

近年の若い女性の「やせたい」願望が、低体重の出生児につながっているそうです。また、生まれた子どものミルクの高い栄養も過多であれば肥満傾向になってしまいます。

こうした女性のやせすぎ、低出生体重児、肥満児、生活習慣病罹患児が増加しているにもかかわらず、この危険性に対する認知は低く、ほとんど対策がされていないことに警鐘を鳴らしています。

生活習慣病は、本来個々の生活のしかたに関わることです。個人が健康的な生活をしている限りは無縁のものといっていいのかもしれません。

とはいえ、昔にはなかった自家用車や携帯電話があり、リモコンで手元にあれば、座ったままの生活が可能になりました。食生活でも大きく変化しました。望めばなんでも手に入るといって過言ではない時代です。

個々の生活に任せるばかりではなく、社会で取り組むことが必要だとういうことです。この子どもたちがやがて成人し、本当の生活習慣病に罹患したとしたら、彼らを支えきれるだけの社会を用意できるとはとうてい思えません。

だから、若い女性のやせすぎをやめさせる対策、乳幼児期のBMI値の管理、母乳で育てる意義の理解、学童期の栄養管理と運動、歯周病予防などなど、今からの対策を必要としています。

大人の生活習慣病予防には、近年大きな取り組みがなされていることからしても、よい方向へ結果が出ることが期待される状態です。

母体となる女性のやせすぎ対策などは、結果となって現れるのは10年先かそれ以上先かもしれません。日本の社会を守るため、どうしても必要なことなのでしょう。

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提言「出生前・子どものときからの生活習慣病対策」を掲載しました[PDF](内閣府)



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投稿者 kksblog : 2008年09月06日 19:03


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