●より実践的な指導者を目指して…大学院で教職修士を取得しませんか? (2008年09月03日)
文部科学省は、「教職大学院」制度を創設したことを発表しました。
教職大学院は、学部段階での資質能力を修得した者の中から、さらにより実践的な指導力・展開力を備えて新しい学校づくりの有力な一員となり得る新人教員の養成、また現職教員を対象に、地域や学校での指導的役割を果たし得る教員として確かな指導理論と優れた実践力・応用力を備えたスクールリーダーの養成の2つを主な目的・機能としています。
教職大学院の標準修了年限は2年とされていますが、各大学院の判断・工夫により、現職教員の履修の便宜等に配慮して、短期履修コース(たとえば1年)や長期在学コース(たとえば3年)の開設も可能となっています。
また、学部での教員免許状未取得者を対象に、教職大学院に在学しつつ、併行して一種免許状の取得に必要な学部の教職科目を履修できるコースが開設されている大学院もあります。
2年以上在学し、45単位以上修得することが修了要件とされており、10単位以上は学校における実習が義務化されています。なお、実習は、一定の教職経験を有することにより10単位の範囲内で免除可能です。
修了すると、専門職学位として「教職修士(専門職)」が授与され、「専修免許状」を取得することができます。また、中核的・指導的な教員の養成・研修の場としての水準の維持・向上を図るため、5年ごとに認証評価機関による評価を行うことが義務付けられています。
教職大学院の入学者選抜については、各大学院の責任において課程の具体的な教育目標に基づく入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)が明確にされているとともに、学部卒業者および現職教員を対象として、それぞれの人材養成目的に応じた選抜区分・方法などを各大学院が設定しています。
いじめ問題や不登校、子どもたちの学ぶ意欲の低下など色々な問題が教育現場には蔓延しています。こういった問題に対して、より即戦力となって取り組めるような人材を育成するという意味では大学院設置に期待が持てますね。少しでも興味のある方は、もっと深く調べてみてはいかがでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2008年09月03日 20:55