●学校内の安全対策を地域ぐるみで! モデル事業の採択機関が決定 (2008年09月02日)
9月に入って、全国の多くの学校ではまた学校が始まりました。元気に登校する姿を見ていると、元気をもらえるような気がしますね。
文部科学省では、「地域ぐるみの学校施設防犯・安全点検支援事業」について、実施期間の公募を行いました。この度、国立筑波大学と、国立琉球大学がこのモデル事業の採択機関として決定されたことが公表されました。
子ども達が最も安心・安全に過ごすことができる場所であるべき、学校においても、不審者の侵入事件や、学校施設に係る事故の発生など、さまざまな問題が生じています。これに対し、文部科学省としては、平成14年度から「子ども安心プロジェクト」を推進しており、「地域ぐるみの学校安全対策体制整備推進事業」などのソフト面の取り組み、「学校施設の安全対策推進事業」などのハード面の対策を実施しています。
これに応じて文部科学省大臣官房文教施設企画部に、有識者から構成される「地域ぐるみの学校施設防犯・安全点検支援事業」に関する企画提案選定委員会を設置し、応募のあった筑波大学・琉球大学の審査を実施した結果、全ての企画提案を採択しました。今後の予定は、採択機関と速やかに委託契約を結び、モデル事業に着手するということです。
これまでにも、子ども達の安全を守るために地域ではさまざまな取り組みがなされていましたが、そのほとんどは学校の行き帰りのパトロールです。通学路は先生や親などの目が届かないところであることから、地域の目による子ども達の見守りは大切であり、これからも続けていってもらいたいものです。
しかし学校施設内の安全については、まだ地域としての取り組みは少ないのではないでしょうか。学校のことは先生に任せる、ではなく、学校の防犯に地域が参加することで、学区全体の防犯意識にもつながる効果も期待できるかもしれませんね。
■関連記事
子供達を見守る「地域安全安心ステーション推進事業」
第40回国際化学オリンピック日本代表は銅メダル
「地域ぐるみの学校施設防犯・安全点検支援事業」採択機関の決定について
« 国が実施するキャリア教育の推進計画で、職場体験などの実施率が上昇 | トップページへ 「教育におけるゲームの効用は大きい」馬場 章教授インタビュー »
最新記事一覧
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場(2013年10月08日)
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
- 偏差値やイメージに隠れた大学の真の姿を公開したデータ集を刊行(2013年10月03日)
投稿者 kksblog : 2008年09月02日 07:04