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国が実施するキャリア教育の推進計画で、職場体験などの実施率が上昇 (2008年09月01日)

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キャリア教育等推進会議(構成員:内閣府特命担当大臣(青少年育成)、文部科学大臣、厚生労働大臣および経済産業大臣)は、「キャリア教育等推進プラン-自分でつかもう自分の人生-」を平成19年5月29日(火)に策定しました。

同計画は、若者が望ましい職業観・勤労観および職業に関する知識を身に付け、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てるキャリア教育の推進を図るためのもので、今回は、この計画の策定後の状況について発表されました。

各学校段階における組織的で系統的なキャリア教育の推進では、「教育振興基本計画」においてキャリア教育の推進を明記し、「地域の人材や民間の力も活用したキャリア教育の推進」「小学校段階からのキャリア教育を推進」「特に、中学校を中心とした職場体験活動や、普通科高等学校におけるキャリア教育を推進」の3点を具体的に掲げました。

また、教員の資質・能力の向上に対しては、各教育委員会が実施するキャリア教育などに関する研修の講師や企画・立案などを担う指導者を養成する研修をおこないました。出席者は、平成19年度のキャリア教育指導者養成研修((独)教員研修センター)に220名、教育課題研修指導者海外派遣プログラム((独)教員研修センター)に 20名などとなっています。

企業などの協力を促す環境整備では、大学、短大、専修学校および高等専門学校(高校は除く)に在籍するインターンシップを希望する学生を受け入れる企業を開拓するとともに学生と受入企業のマッチングを推進してきた結果、平成16年度から19年度までを比較すると、受け入れ企業開拓数および参加学生数が右肩上がりに増加しています。

学校、産業界、関係行政機関などの連携強化、必要な基盤整備の分野では、平成17年度から中学校における5日以上の職場体験の推進にあたり、学校、地方労働局、商工会議所等による地域レベルでの協議の場を設置するなど、関係機関などの連携・協力による支援システムづくりの取組をしてきました。

この結果、中学校における週5日以上の職場体験などの実施率が上昇し、平成18年度は、実施前(平成16年度)の約2.5倍となりました。なお、平成16年度は7.9%(807校)、平成17年度は13.8%(1409校)、平成18年度は19.6%(1983校)です。

将来に対して夢を持てない子どもが増加している中、このような実践的な取り組みは自分自身の未来を考える上で有効な手段となるはずです。学校の先生方は、ぜひ積極的に授業の中にインターンシップなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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投稿者 kksblog : 2008年09月01日 18:47


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