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松下教育研究財団による 第33回実践研究助成の報告書がアップされました (2008年09月11日)

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財団法人松下教育研究財団による、第33回(平成19年度)実践研究助成の各助成先の報告書が、同財団のサイトにアップされました。この助成は小学校・中学校・高等学校・特別支援学校に対し、視聴覚・情報通信メディアを効果的に活用し、教育課題の改善に取り組む実践的な研究計画を助成する事業です。1年間を単位とした研究70件に対し、1件当たり50万円が助成されます。

第33回では260件の応募があり、審査の結果小学校34件、中学校15件、高等学校11件、特別支援所学校9件、教育研究所・教育センター1件の計70件が選ばれました。

各学校とも地域の特色を取り入れたり、通常のカリキュラムに工夫をこらしたユニークな研究課題です。小学校では、国語・算数といった授業にICT、デジタル教材を使い、視覚を通じて学習意欲を高めるもの、インターネットを通じた国際共同学習、外国人児童へのICTを使った日本語学習などがありました。さらに子ども達だけでなく、地域と学校をつなぐ取り組みなどもありました。

中学校では、授業にICTを活用するものが多く見られましたが、ユニークな事例では、大阪教育大学付属天王寺中学校の、修学旅行先の「乗鞍」の観光開発を目的としたプロジェクト学習というものがありました。また岡山の岡山のキャリア教育を考える会では、社会に出た卒業生と電子メールなどで質問するなどして調べたことを、キャリア教育ポータルサイトにまとめていました。

高等学校では、工業や商業、農業、薬学などそれぞれの専門性に沿ったものが多くありました。滋賀県立港南高等学校薬業科では、身近な薬草のデータベース化に、QRコードを利用していました。また効果的な情報モラル教育についての取り組みを、リーフレットを使って生徒と保護者に対して呼びかける、というものもありました。

今年度も助成を受けた研究が行われています。今回からは前回までと同じように研究機関が1年で、テーマを自分たちで決める「一般」と、指定課題があり、研究機関が2年の「特別研究指定校」の2つの制度になりました。こういった助成制度は他にもありますが、いずれも教育に関する「夢」をかなえてくれると言っても過言ではない、素晴らしい制度ですね。

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第33回(平成19年度)「実践研究助成」の報告書をアップしました。



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投稿者 kksblog : 2008年09月11日 06:39


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