●第20回国際情報オリンピック 日本代表の4人全員がメダル獲得! (2008年09月01日)
8月にエジプトのカイロで行われた第20回国際情報オリンピックに、日本からは高校生4名が参加し、全員がメダルを獲得するという快挙を成し遂げました。
開成高等学校の保坂和宏さんが金メダル、筑波大付属駒場高等学校の副島真さんが銀メダル、筑波大付属駒場高等学校の滝聞太基さん、松本叡一さんが銅メダルをそれぞれ受賞しました。うち松本叡一さんは、昨年の大会にも参加し、銅メダルを獲得しています。
今回は開催国がエジプトであったことから、ピラミッドやラムセス2世にちなんだ問題が出題されました。選手達は与えられた問題を解くアルゴリズム(コンピュータを使って特定の目的を達成するための処理手段)を考えだし、プログラムを作成してその正確さを競うのですが、今回は例年になく難易度が高かったということです。
金メダルに輝いた保坂さんは「小さな部分点の積み重ねでギリギリでしたが、金メダルをとれてとてもうれしかったです」とコメントしています。その他の選手も、メダルを取れた喜び、金に届かなかったことの残念さ、素晴らしい体験ができたことなどを語っていました。
9日間のエジプト滞在の間には、試験の他に観光や他国の参加者たちとの交流もあったそうです。スフィンクスやピラミッドを見たり、ビーチへ遊びに行ったりと、選手達は大会参加とともに、素晴らしい夏休みを満喫していたようですね。
同行した役員の方々も、選手と共に頑張っておられたようです。出発前の合宿や、現地での会議、問題の翻訳など、陰日向で大会や選手達を支えていたようです。随行役員の中には、2006年の大会の選手が二人いました。先輩の支えを受けて、選手達も心強かったことでしょう。
国際科学オリンピックは情報の他に、数学・物理・化学・生物の分野の大会があります。今回の情報オリンピックに参加した選手は全員、数学または物理のオリンピックにも参加し、それぞれメダルを獲得しています。「理系離れ」とよく耳にしますが、それだけにこの快挙のニュース、何ともうれしく、誇らしい気持ちになりますね。
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投稿者 kksblog : 2008年09月01日 11:06