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人に優しく自分に強い子どもを育てることをめざす~文部科学大臣会見 (2008年08月30日)

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8月2日、福田改造内閣発足で文部科学大臣として初入閣した鈴木恒夫氏が、会見を行ないました。その概要が文部科学省のホームページに掲載されています。

会見では、文部科学大臣に任命された所感、記者からの教育諸問題に関する大臣の考えについて述べています。

大臣は今任期限りでの引退も表明していますが、今まで以上に全力を尽くして議員活動を続け、国の根幹である教育問題、科学技術の振興などに取り組むこと、大分県の教員汚職事件で教員採用試験全体への不信が広がっていることからも、他の都道府県も含め、教育委員会の在り方を始め、教育行政を考えること、大学の学力の低下を改善することについて特に取り組むと述べました。

また、ゆとり教育については、学力の低下も心配されていることから、授業時間数を増やしたり、特に理数系中心に色々な学習指導要領の努力も始めようとしていますが、学力偏重にならずに、人に優しく自分に強い子どもを育てることをめざしていくのが教育のあるべき姿と大臣は考えています。

大臣の考える教育の原点は知徳体。食育基本法もできたことから、体を作るために、日本的な食の良さを推進し、食育について重点的に取り組んでいくことも考えています。

そして、これからの日本の国の在り方として、科学技術創造立国というのは、もっとも大事なテーマだと思われることから、宇宙工学、ロボット、半導体など日本の冠たる成果を科学技術創造立国で作るために、予算、裏付けをつけるように努力すると述べています。

また、大臣の考えとして、今日の日本の社会に起きている、病的な無動機犯罪をはじめとする現象は、家庭、幼児教育の頃に起因するところが大きいように思われることから、家庭教育を重要視していること、自然体験をはじめとする環境教育を研究課題としていることを発表しました。

教育基本法の改正に最初から最後まで携わったことや、文部総括政務次官などを務めてきた経験が、今後発揮されることが期待されます。


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投稿者 kksblog : 2008年08月30日 21:36


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