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増え続けるいじめを根絶する具体的な指導方法とは? (2008年08月28日)

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北海道立教育研究所より、「かけがえのない子どもの明るい未来のために」という資料が公表されました。

この資料には、「『いじめ』は、絶対に許さない!」というスローガンのもと、いじめの実態や具体的な対策、不登校や中途退学への取り組み方法などが掲載されています。

平成18年度からいじめの定義が変化されたことや、調査項目が「発生件数」から「認知件数」に変更となった事によって、北海道におけるいじめの認知件数は7,000件を超えています。

小学校、中学校、高等学校でのいじめの態様は、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことをいわれる」が74.2%と最も多く、「仲間外れ、集団による無視をされる」が2番目に多くなっています。なお、いじめ発見のきっかけは、どの学校種においても「学級担任が発見」「本人からの訴え」などが上位を占めています。

いじめへの具体的な対策として、いじめられている者の心の痛みを理解させて反省をうながす毅然とした指導の実施や、教職員の日常の言動が子どもに大きな影響力をもつことの認識、児童生徒一人一人の違いを認めて相互に認め合う雰囲気作りの促進、校長を中心とした各役員の役割を明確化し、学校全体で対応する体制の確立などが挙げられています。

また、いじめの早期発見と早期対応への取り組み方法や、学校・家庭・地域社会が連携を深めていじめを根絶するための実際の行動フローチャートなども併せて掲載されています。

一方で、不登校の児童生徒数は学年が進むにつれて増加する傾向にあります。特に、中学1年生の不登校生徒数は、小学6年生に比べて約3倍に増加しています。不登校への対応としては、アセスメントに基づいた支援プランを作成すること、校内外の支援体制を確立することなどが大切だとしています。

子どもが学校生活やいじめで悩んでいる時に周りの大人が手を差し伸べてあげられるような環境づくり、そしていじめを最初から作らせない環境づくりが必須ですね。早急な解決のためにも、各学校でいじめ対策を今一度見直してみる必要があるのではないでしょうか。

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投稿者 kksblog : 2008年08月28日 21:17


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