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「塾の月謝などで親に負担をかけている」と心配する中学3年生が3割に (2008年08月20日)

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文部科学省は、「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告について」をウェブページ上で公開しました。

この調査は、学習塾やならいごとなど、子どもの学校外での学習活動にかかわる最新の実態や意識を把握し、今後の子どもの学習活動の充実に役立てる基礎資料を得ることを目的としたもので、調査対象は全国の公立小学校(1~6年)、公立中学校(1~3年)の児童生徒の「保護者」、および全国の公立小学校(3~6年)、公立中学校(1~3年)の「児童生徒」です。

保護者調査(小1~中3)の学校外での活動状況を見てみると、学校外での何らかの学習活動(学習塾、家庭教師、通信添削、ならいごと)の実施状況は、小中全体を通じて各学年とも80%前後、学校外で複数の活動をしている子どもは小中全体を通じて、中学2~3年を除き40%前後となっています。

学習塾に通う率は学年が上がるにつれて増加し、中学2年で50%を超え、中学3年では65.2%です。また、家庭教師による指導割合は、各学年とも低率ですが、学年が上がるにつれて増加しています。

塾で習う教科については、小学生はどの学年も「算数」「国語」の順に多く、「英語」は小学1年~5年で30%前後ですが、小学6年で約5割となっています。中学生では、中学2年まで「英語」「数学」の順に多く、中学3年で「数学」「英語」の順に逆転しています。「国語」「社会」「理科」は、中学2年までは50%未満ですが、中学3年で50%を超えています。

ならいごとを小中全体でみると、「水泳」、「サッカー」、「武道」といった体育・スポーツ系や、「ピアノ」、「習字」といった、いわゆる「けいこごと」などが多く、男子では体育・スポーツ系が、女子ではけいこごとが多くなるという結果になりました。

子どもの意識調査(小3~中3)での学習塾の好き・嫌いを見てみると、小学生では「好き」とする子どもの割合は学年が上がるにつれて減少していますが、どの学年も5割以上であり、「嫌い」とする子どもは、どの学年も1割前後です。中学生では、「好き」とする子どもは、どの学年も4割台で、「ふつう」は3割以上、「嫌い」は15%前後となりました。

塾に通って困ることや心配なことについては、小学生では「とくにない」が比較的高く、「外で遊ぶ時間が少なくなった」や「友だちと遊ぶ時間がない」などが各学年で割合が高くなっており、その割合は学年が上がるほど高くなります。中学生では、特に中学3年で「塾の月謝などで親に負担をかけている」が約3割と最も高くなっています。

中学3年生の3割近くが「塾の月謝などで親に負担をかけている」と考えているということは、それだけほかの経費を節約をしている家庭が多いのかもしれませんね。子どもの精神的負担にならない程度に、そして寝る時間や家族との時間なども大切にバランス良く塾や習い事を選びたいものです。

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投稿者 kksblog : 2008年08月20日 00:15


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