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大分県の教員採用をめぐる汚職事件について―文部科学大臣の会見概要 (2008年08月08日)

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文部科学省は、先月11日と15日の大臣会見の概要をホームページにアップしました。それによると渡海文部科学大臣(当時)は記者会見で、大分県の教員採用をめぐる汚職事件について触れ、「極めて遺憾」と感想を述べたということです。

これは記者の質問に対して答えたもので、この事件が組織的、システム的、常態的に行われていたとする報道にについて、「あってはならないことで、極めて遺憾」と述べました。

また、7月10日付けで「教員の採用等における不正な行為の防止について」の局長通知を出したことを明らかにし、教員採用の在り方について十分点検を行うとしました。

教員採用の在り方については、まず、実態の解明を進め、教員採用試験の透明性を図り、不正を防止するとしています。

また、個人的な考えとして、「大分県で起こったことというだけでは済まないと思う」と述べ、教員採用に関して国民が不安や疑問を抱いていることは否めないとしました。その上で、全国の各都道府県で教員採用の在り方を点検し、国民に信頼を得ることが大切であると述べました。

ただし、教員採用については各都道府県などが自主性を持って取り組むべきであり、文部科学省としては地方の自主性に介入しない形で指導すべきであるとしました。その上で、地方で適正に行われていない場合に文部科学省が指導を行うとしています。

これほど問題が大きくなると、国として1つの姿勢を示さなければ、国民は納得しないのではないでしょうか。教員採用試験の不正を防ぐために、国として何らかの指針作りも必要になるかもしれません。

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平成20年7月11日大臣会見概要
平成20年7月15日大臣会見概要



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投稿者 kksblog : 2008年08月08日 16:54


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