●ネット用語や関連法律も詳しく解説 ネットトラブル対応マニュアル (2008年08月07日)
広島県教育委員会は学校向けに「携帯電話・インターネットのトラブル対応マニュアル〜サイバー犯罪被害防止〜」を作成しました。近年の急速な情報技術の発展と普及は、子ども達への主体的な学習活動や興味・関心の広がりなど好ましい影響がある反面、ネットを介した犯罪や有害情報の増加、人間関係の希薄化など、様々な問題も引き起こしています。
このマニュアルは、ICT用語の基礎知識、事例別対応マニュアル、関連法律解説の3部からなっており、情報技術の基礎から実際に起きたトラブル、ネット関連や子どもを守るための法律など詳しく書かれています。
ICT用語については表形式になっており、その用語の概要・留意点・児童生徒への指導という項目に分かれています。例えば「肖像権」という言葉については、留意点として「カメラ付き携帯電話で勝手に人物などを撮影することは犯罪行為となることがある」とあり、指導の項目には「1)他人の著作権、肖像権を侵害しないこと、2)書店などで、購入前の書籍、雑誌などの内容を撮影しないこと」と書かれています。
一般的な用語の他に「チャッカレ・チャッカノ」(インターネットのチャットで知り合った彼氏・彼女のこと)、「直メ・直アド」(ブログ、プロフなどで知り合った人と携帯電話のアドレスを交換して、直接メールのやりとりをすること)など、若者の間で使われている略語や造語についても解説されていて、ネットでのコミュニケーションについて明るくなくてもよく分かります。
ネットトラブルの事例集は、よくあるトラブルの事例に対して、指導のポイントが端的に示され、その原因や対処法が詳しく書かれています。さらに、「参考」欄にはその事例に関連する用語、法律とその説明があります。詳しいことは用語集、関連法律解説のページを見ればよく分かるようになっています。
ネットトラブルは、怪しいものに近づかないこと、適切な対応を取ることなどで避けられるものがほとんどです。身近な大人達が正しい知識を身につけること、それをきちんと伝えていくこと、困った時に相談できるようにしておくことが大切ですね。
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投稿者 kksblog : 2008年08月07日 08:26