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「ネット上のいじめ」から子どもたちを守るために―文部科学省がリーフレットを作成 (2008年08月06日)

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文部科学省は、、「『ネット上のいじめ』から子どもたちを守るために-見直そう!ケータイ・ネットの利用のあり方を-」と題したリーフレットを作成しました。これは、先月とりまとめた「子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議まとめ(第2次)」の内容を要約したものです。

このリーフレットには、「ネット上のいじめ」の実態や、家庭や学校などで取り組むべき内容が書かれており、「ネット上のいじめ」に対してみんなで取り組もうと呼びかけています。

近年、子どもたちがインターネットを利用する機会が多くなるにつれて、インターネットやメールを使った「ネット上のいじめ」も増えています。そのため、文部科学省では「ネット上のいじめ」の防止に向けて、「子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議」を開き、議論を重ねてきました。

今回作成されたリーフレットでは、「ネット上のいじめ」とはどのようなものかを挙げ、「ネット上のいじめ」の実態を知ることから始めようと呼びかけています。

例えば、「ネット上のいじめ」の例として、
1.ネット上の掲示板・ブログ・プロフ等に特定の子どもに関する誹謗・中傷を書き込む
2.ネット上の掲示板・ブログ・プロフ等に特定の子どもの個人情報を無断で掲載する
3.特定の子どもの悪口や誹謗・中傷を不特定多数の携帯電話にメールで送信する(チェーンメール)
4.特定の子どもになりすましてネット上で活動し、その子どもの社会的信用を落としめる行為などを行う(なりすましメール)
が挙げられています。

こうした「ネット上のいじめ」に対しては、携帯電話やインターネットの利用に関するモラルの教育を行い、「ネット上のいじめ」を防ぐことや、被害を受けた場合の早期発見・解決が重要です。

そのため、家庭で取り組むべきこととして、
・子どもたちの携帯電話やインターネットの利用実態を十分に把握する
・携帯電話の必要性や危険性について話し合う
・携帯電話の利用に関するルール作りやフィルタリングを行う
などが挙げられています。

また、学校では、
・「情報モラル」教育の一層の充実
・「学校裏サイト」などの学校非公式サイト等の巡回・閲覧活動を充実させる
などが挙げられています。

なお、このリーフレットは全国の幼稚園、小・中高等学校、特別支援学校のほか、各教育委員会、各PTA組織に配付されます。

「ネット上のいじめ」は、目につきにくいところで進行していく場合が多く、発見が難しいのが特徴です。日ごろから親子で会話をし、子どもの小さな変化に気付くことも大切になってくるのではないでしょうか。

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投稿者 kksblog : 2008年08月06日 16:10


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