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学校のICT化のサポート体制の在り方について~文部科学省 (2008年08月04日)

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文部科学省では、平成19年10月に「学校のICT化のサポート体制のあり方に関する検討会」を設置し、検討を進めてきました。その報告書がこのたび、まとまりました。

今後、それぞれの地域・学校において、この報告書を踏まえた上で、教育の情報化を計画的かつ組織的に進めるための学校のICT化のサポート体制の整備が積極的に進められるよう、取り組みを促していくとのことです。

この報告書では、国内外の事例を参考に、学校のICT化のサポート体制の整備の必要性、学校のICT化におけるCIO(Chief・Information・Officer;情報化の統括責任者)やICT支援員の機能・業務、資質・能力について整理するとともに、こうしたサポート体制を支える人材の育成方策(研修プログラム例など)についても提案があります。

そして、学校のICT化について統括的な責任をもち、ビジョンを構築し実行するため、教育委員会及び学校に、それぞれ「教育CIO」「学校CIO」を置くということです。

「教育CIO」は、教育長や教育次長などが「教育CIO」として、学校のICT化について地域レベルで統括します。「教育CIO」は、自治体CIOの兼任や外部人材の登用によることも考えられます。「教育CIO」の機能を十分発揮するため、これを補佐する人材(教育CIO補佐官)や組織(「教育情報化推進本部」など)が置かれます。

「学校CIO」については、校長、副校長又は教頭が「学校CIO」として、地域レベルのビジョンなどに基づき、各学校レベルでICT化をマネジメント・実行します。そして、各学校の情報主任(又は情報化担当教員)が学校CIOを補佐します。

また、学校でのICT活用を促進するため、授業におけるICT支援を中心に、教員をサポートする「ICT支援員」を、外部人材により積極的に活用します。(ICT機器等の設定・操作、機器や教材等(情報モラルを含む)の活用に関する助言、簡単なメンテナンスなど)

ICTというのは、「情報・通信に関連する技術一般の総称」で、日本でもITに替わる表現として定着しつつある用語です。子どもたちが直接関わっていく環境に、ICTの技術が浸透していくのは、ますます情報化されていく社会が先に見えてきますね。

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投稿者 kksblog : 2008年08月04日 10:39


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