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教員研修を有効活用するために 評価、改善システムの報告書発表 (2008年08月03日)

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教員とは、教育を担う重要な役割を持った職業であり、学校教育がさまざまな課題を抱えている現代において、その資質能力の向上が望まれています。その手段として、教育委員会が教員を対象にした研修を行っています。しかしその内容は、慣例や研修担当者の経験などに基づいていることが多く、研修に対しての評価についても、研修受講者からのアンケート結果などといったものにとどまっています。

社団法人日本教育工学振興会では、こうした実態を踏まえ、教員研修に関する評価・改善システムの開発を目指した研究を行い、この度その事業についての報告書を発表しました。

研修を適切に評価し、問題点の発見や改善を行っていくために、PDCAマネジメントサイクル(P:Plan=計画、D:Do=実行、C:Check=評価、A:Action=改善)を有効・適正に昨日させた、効果的な教員研修体系の構築を目指しました。これに対する問題点として、従来の研修の評価は、研修講座個々の評価に限定されており、研修事業全体の評価につながっていない、研修の効果が学校での教育活動に反映されているかを判定する取り組みが不十分、などが挙げられています。

システムの開発に当たり化実際に利用可能なシステムにするために、省力化、活用用意化を念頭に置きました。その概要は、研修目標の行動目標化、行動変容調査などといった、各自治体で行われるあらゆる研修において利用することのできる5つの評価手法で構成されています。

このシステムの導入により、研修効果の測定、改善点の抽出などが簡単になり、また受講した教員自身の意識や行動の変化を意識するようになった、などといった効果が出ているようです。

忙しい先生達の貴重な時間を割いて行う研修ですから、最大限に活かしてもらいたいものですね。

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投稿者 kksblog : 2008年08月03日 00:34


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