●若い世代ほど自分の「ケータイ依存」を自覚~ケータイ依存度調査 (2008年08月02日)
「ケータイ依存症」という言葉があるくらい、携帯電話を手放せないという人が増えています。その実態調査を、モバイルリサーチを展開するネットエイジア(株)が、20歳~49歳の携帯電話ユーザーを対象に実施しました。
まずは、普段「ケータイを持ち歩いていないと不安か?」。「かなり不安」との回答が32.9%、「少し不安」が44.4%と、合わせて77.3%が「不安」と回答。年代別にみると、「不安」と回答した比率が高いのは、30代で78.7%、次いで20代77.7%、40代は74.8%でした。「もしケータイを持たずに外出した場合、どうするか?」との質問でも、30代は「何があってもケータイを取りに戻る」との回答が他世代の7.4%よりも高い9.6%になっています。
特別な用事がなくとも、ケータイを利用したり触れたりすることを「よくする」割合は38.9%、「ときどきする」が41.8%。その理由は、「何となく」が40.2%、「くせになっている」が34.5%、「他にすることがないから」が30.2%、「何となく安心するから」が13.4%で、どのようなことをしているかというと、「メールチェック」が74.6%、次いで「ネット閲覧」が60.1%、「メール作成、送信」39.3%、「ゲーム」35.9%、「画像、動画を見る」23.4%などが続いています。
自分自身、「ケータイ依存(またはそれに近い)か?」という質問では、「思う」と回答したのは全体では22.3%。年代別にみると、20代が35.4%と最も高く、30代が18.0%、40代が15.0%でした。キャリア別では、サービスの違いや利用ユーザーの年代傾向の差によるものか、NTTドコモユーザーが18.9%、auユーザーが24.2%、ソフトバンクユーザーが32.6%と差があります。
ケータイは自分自身にとって「何のための道具か?」という質問では、最も多かったのは「コミュニケーションするための道具」との回答で29.9%、次いで「メールするための道具」21.8%、「何でもできる万能な道具」14.9%、「話すための道具」14.5%などが続いています。
今やケータイは10代の若者をはじめ、幅広い世代のライフスタイルに欠かすことのできないもの。通話、メール、ネット、ゲーム、音楽、テレビ、読書など、なんでもできる多機能ツールであり、若い世代ほどそのツールを使いこなすからこそ、依存してしまうのかもしれませんね。ケータイがなければコミュニケーションがとれないとなってしまうほどでは問題ですが、便利なツールを利用するのは必要なこと。依存するのではなく、うまく利用できるとよいですね。
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投稿者 kksblog : 2008年08月02日 11:22