●文部科学省動画チャンネル 「MEXTch」がオープン! (2008年08月10日)
文部科学省は、インターネットの動画配信サイト「YouTube」に文部科学省チャンネル「MEXTch」を開設しました。この8月に本格始動した福田改造内閣で新しく文部科学省大臣に就任した、鈴木恒夫氏のあいさつが配信されています。
4分あまりの映像の中で、鈴木大臣は最初緊張した面持ちでしたが、文部科学大臣の歴史や、日本の発展における教育分野の功績、日本の現状、展望などについて述べるうち、次第に口調に熱がこもっていくようでした。
日本は資源に乏しい国であるにもかかわらず、経済大国に発展し世界をリードする存在になることができたのは、教育・文化・スポーツ・芸術などで優れた人材を輩出してきたためだと述べています。しかし最近では学力の低下、子どもの体力低下、人間性に乏しい風潮など、さまざまな問題が生じてきています。
鈴木大臣は安倍内閣において教育基本法の改正に尽力した一人であり、日本の教育・科学技術を「蘇生」させたいという強い気持ちを持っているようです。「人に優しく自分に強く」という考え方を強調し、この考え方を広めることで、少し崩れかけているのでは、と心配になるような現代の日本社会が蘇り、新しい日本の未来が出来ていくだろうと述べています。
文部科学省チャンネルでは今後、新しい学習指導要領、教員免許更新制度など、文部科学省が行っている施策に係る情報などを順次配信する予定です。多くの人が利用するYouTubeで動画を配信することで、情報発信の手段の多様化、迅速化を推進するのがねらいです。
日本の省庁のYouTube利用は、外務省が洞爺湖サミットの際にチャンネルを開設していますが、このような常設の公式チャンネルは初めての試みだそうです。現在はまだ大臣のあいさつのみですが、これからどのようなコンテンツが出来てくるのか期待したいですね。
■関連記事
新庁舎で2008年本格始動 文部科学省
京都大学が講義を一般に公開 YouTubeで199本の動画を配信中
文部科学省チャンネル(YouTube)
« 小学生一人に一台 パソコンによる学習効果検証実施 | トップページへ 少子老齢化の波にどう向かうか 労働白書2008 »
最新記事一覧
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場(2013年10月08日)
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
- 偏差値やイメージに隠れた大学の真の姿を公開したデータ集を刊行(2013年10月03日)
投稿者 kksblog : 2008年08月10日 10:01