●児童の登下校を画像で確認―学習院初等科が日立システムの「登下校映像配信安全管理システム」を導入 (2008年07月31日)
学習院初等科は、児童の登下校時の画像を保護者に配信する「登下校映像配信安全管理システム」を導入し、9月8日から運用を開始すると発表しました。
このシステムは、日立システムが提供するもので、児童が登下校の際、ICカードリーダーをかざすことで、保護者の携帯電話に児童の登下校時の画像をメールで配信します。従来の文字情報だけを配信するシステムと違い、他人による成りすましを防ぐことができるため、児童の安全対策に役立つとしています。
近年の凶悪犯罪増加に伴い、携帯電話などを利用した安全対策を行う学校が増えています。特に、私立の小学校の場合、校区の決まっている公立と異なり、遠くから学校に通う児童も多く、登下校時の安全対策は大きな課題です。
学習院初等科でも、緊急時に保護者への一斉連絡が可能なシステムの導入など安全対策を行ってきましたが、さらなる安全意識の高まりに対応するため、新たにこのシステムを導入したということです。
このシステムでは、児童の登下校の様子が保護者の携帯電話に配信されます。配信されるのは、登下校時の静止画と数秒間の動画です。従来のメールで登下校の時刻だけを文字情報で配信するシステムと異なり、直接画像を見て安全確認を行うことができます。また、登校時には、教職員が出欠確認を容易に行うことができるようになります。
児童が持つICカードには氏名や画像などの個人情報は記録されていないため、紛失時に悪用される心配もないそうです。
学習院初等科では、このシステムを「さくらメール」と呼んで運用することにしています。また、今後はこのシステムを応用し、校外学習の様子や教職員からのメッセージなどの動画を保護者の携帯電話に配信するサービスも検討しているということです。
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投稿者 kksblog : 2008年07月31日 16:55