●読書はやっぱりケータイより紙がいい?図書館派が急増中! (2008年07月21日)
ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは、「読書に関する意識調査」のリサーチ結果を発表しました。
オンライン小説やケータイ小説の人気などで読書をとりまく環境が変化していますが、ネットユーザーは読書をどのように考えているのでしょうか?この調査では、20代から40代を中心とする男女364名の回答を集計しました。
「文庫などの書籍を読む量は以前と比べてどうなったか?」という質問では、性別や年代を問わず「変わらない」が42.3%で最も多く、「減った・読まなくなってきた」が33.2%、「元々あまり読まない」が14.6%で、「増えた」としたのは9.9%でした。
書籍を読む量が変化した理由を自由回答形式で聞いたところ、「変わらない」人の場合、「読書は趣味(41才女性)」や「もともと良く本を読むから(27才女性)」など読書好きの人らしいコメントがならびました。一方「元々あまり読まない」人は「時間がない(46才女性)」という意見が目立ちました。
「減った・読まなくなってきた」人の場合は、「ケータイやPCに向かっている時間が圧倒的に増えたため(32才女性)」のような意見が目立ち、「時間が取れない(36才男性)」という意見も見られました。
「増えた」人の理由を見ると、「出張の移動時間が増えたため(37才男性)」や「面白い本が増えた(40才女性)」という意見のほか、「図書館を利用しだした(27才女性)」「図書館が便利だから(34才女性)」といった「図書館」をあげた人も多く、インターネット全盛の現在において「便利になった図書館」が見直されている点が注目されます。
「携帯電話やゲーム機などのツールで本が読める電子書籍が増えてきたことについてどう思うか?」という質問では、「本は紙が良い」が46.4%で最も多く、性別や年代を問わずトップでした。20代が51.2%と約半数が支持しており、新しいメディアになじんだ若い年代にも「本は紙」という考えが根強いということがわかりました。
電子書籍について、そのほかに「読みたいが、目が疲れそう」が28.3%、「本より安ければ読みたい」が12.6%、「電子も紙も変わらない」が8.0%と続き、「賛成、どんどん読みたい」は最下位の4.7%で、女性はわずか1.4%という結果になりました。
「ケータイ小説」などが大流行になってもやはり紙派が圧倒的に多いという結果になりました。読書が浸透するのは良いことですが、やはり子どもたちの目のことを考えると紙の本の方が良いのかもしれません。数年後には、ケータイよりも図書館で本を借りる…という昔ながらのスタイルが復活するかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2008年07月21日 17:42