●北京の250年間を古地図と古写真で再現!ウェブサイトで公開 (2008年07月17日)
国立情報学研究所は、北京オリンピックを契機に経済発展で変わりゆく中国・北京の250年間を古地図と古写真で再現するウェブサイト「古都北京デジタルマップ」を、7月14日から公開しています。
『乾隆京城全図』とは、約250年前に北京城内に存在した建物を個々に描きこんだ古地図で、NIIは財団法人東洋文庫との共同研究に基づき、同文庫が所蔵する複製本(17冊、203ページ)をデジタル化し、計290億画素に達する巨大な画像をGoogle Earthの衛星画像に重ね合わせました。
当初、『乾隆京城全図』は、北京に関する最高の史料的価値をもつ古地図として一部の研究者の間では著名な存在でしたが、貴重資料であったため閲覧は不可能に近い状態でした。
しかし、古写真を可能な限り現在の写真と対応させることで、北京の現在、100年前、250年前の姿を比較して楽しめるようにしました。また、これらの機能は、研究者のみならず、北京の歴史に興味をもつ観光客などの一般の人々にも有用であると考えているとのことです。
今後の課題として、この古地図の上に多様な人々の多角的な分析による歴史情報を集積・共有していくことが可能な参加型学術情報基盤への展開も視野に入れながらシステムを発展させていく計画だそうです。
「古都北京デジタルマップ」ウェブサイトは誰でも閲覧できますから、学校の授業などで活用してみるのも良さそうですね。
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投稿者 kksblog : 2008年07月17日 21:46