●「企業分野等食育活動検討会議」報告~内閣府 (2008年07月18日)
「企業分野等食育活動検討会議」は、健全な食生活の実践や食品の安全性に関する理解等に加え、食を通じたコミュニケーション、食に関する基本所作の習得や食文化への理解等を図るために、食品関連事業を営む企業やマスメディア等の食育推進の担い手の役割が重要であり、企業分野等の食育の担い手が行う情報提供の内容をより具体的に検討・整理し、情報として伝えるべき項目や事例、効果的な伝達手法の事例等を提示するために、設置されました。
報告によると、家庭の食卓には、朝食欠食など不規則な食事、家族がそろわない食事、楽しさ重視としつけの軽視などの問題があり、家庭の食卓再生のための視点として、身体へ影響を及ぼす食の大切さの再認識や家族で囲む食卓の団らん再生とワークライフバランスの実現を通じた「家族の時間」の確保などが必要だということです。
具体的に必要なこととしては、毎日の食がからだとこころをつくる、毎日3食食べる、毎日バランスよく食べることを知る、栄養バランスに優れた日本食の良さや豊かな味覚を知る、食べ物の届く道を知る、自分で食事を作り、作り方を知る、食事のマナー・作法を知る、「もったいない」精神を知る、家族等で食卓を囲む楽しさを知る、といったことです。
地域から孤立し、地域の人のつながりが希薄化している現在、企業分野等には、積極的な発信が期待されます。
また、マスメディアへ期待されるのは、正確な情報と科学的知見の伝達、食生活改善のための情報提供、食育に関する企業分野等の先進的な取組や食育の地域の優れた食文化や地道な活動の紹介などです。
少し前まではごく当たり前だった『食卓を囲む』ということが、今は難しくなっていますよね。「食べる」ということが“作業”のようになってしまうのは、せっかくの栄養が身につかない、と感じることが大切な気がしますね。
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投稿者 kksblog : 2008年07月18日 00:46