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日本の食料自給率は39%、未来の食生活はどうなる?映像資料の配布 (2008年07月11日)

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農林水産省は、食料の未来を描く戦略会議において取りまとめられたメッセージの「食料の未来を確かなものにするために」について、映像資料とブックレットを合わせたDVDパッケージを作成したことを発表しました。

映像資料の第一部では、モーショングラフィックを駆使したリズミカルなストーリー展開で、現在の食料問題について考える内容となっています。国内自給率の低下問題や栄養バランスが崩れているといった問題などについて取り上げられています。

日本は食料の6割以上を海外から輸入していますが、水田をはじめとする国内の農業資源は十分に活用されることなく、耕作放棄地や不作付地が拡大しているそうです。また、輸入食料を特定の少数の国に依存しているため、日本の食料供給の構造が相手国の供給余力に左右されやすいというマイナス面もあります。

そして、1980年頃の日本の食生活は栄養バランスの点で理想的と評価されていましたが、その後米の消費量が減って畜産物や油脂の消費量が増えた結果、今日の食生活は肥満や生活習慣病につながりやすいといわれています。

こういった食生活の大きな変化によって、日本の食料自給率は39%まで低下しています。また、朝食をとらない子どもや若者がいるといった食生活の乱れも大きな問題です。

このような食料をめぐるさまざまな危機を解決していくためには、米をはじめとする国産の農産物を消費すること、そして学校や家庭などあらゆる教育の場において食料と農業、生命の大切さを子どもに具体的なかたちで伝えることが今後の課題になっていくのでは?と映像の中で訴えられています。

映像資料の第二部では、スライドショーを見ながら戦後の社会経済の歩みと私たちの食生活史についての紹介がされています。このほかに、くわしい資料とポップな挿絵がついたブックレットも一緒に提供されています。DVDパッケージの配布は無料ですが、入手するには返信用封筒に切手を貼って農林水産省に直接申し込まなくてはなりません。

せっかくの機会ですから、学校などで積極的に活用してみてはいかがでしょうか。わかりやすい内容なので、子どもたちが食糧問題を考える上で大いに役立つはずです。このような素晴らしいな映像こそ、YouTubeなどを使ってもっと一般人の目につくようになれば良いですね。

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食料の未来を確かなものにするために



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投稿者 kksblog : 2008年07月11日 20:38


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