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「社会人基礎力」の育成と評価に関する実践例を公表―経済産業省 (2008年07月08日)

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経済産業省は、「今日から始める社会人基礎力の育成と評価」(リファレンスブック)を公表しました。

「社会人基礎力」とは、職場や地域で仕事を行う上で必要となる基礎的能力のことで、平成18年2月に経済産業省がまとめたものです。同省は、この「社会人基礎力」は基礎学力や専門知識と同様、社会に出る前に大学で教育されるべきであるとして、「産学連携による社会人基礎力の育成・評価事業」を実施してきました。今回公表されたリファレンスブックには社会人基礎力の育成・評価のノウハウや、モデル事業として実際に社会人基礎力育成に取り組んだ大学の実践事例などが紹介されています。

このほかリファレンスブックには
・社会人基礎力育成のプログラム構成
・社会人基礎力のレベル評価基準
・評価の実施手順
・参加した学生の声
などがまとまられています。

実際にモデル事業として取り組んだ大学では、企業から与えられた課題を、学生が学んだ知識を生かして解決する課題解決型の学習や、インターンシップなどの実践型学習を通して、社会人基礎力の育成に取り組みました。その際、それぞれの行動の能力の発揮度合いをレベル化した「レベル評価基準」をもとに、学生が自分の行動の自己評価を行い、教員や企業の指導者からの他者評価と合わせて考えることで、自らの行動を改善することを促しました。

その結果、「テスト」という形ではなく、他者とコミュニケーションを取りながら仕事の能力を考える行為自体が、学生の社会性を高める結果になったということです。

このリファレンスブックには「レベル評価基準」のほか、「レベル評価基準」をもとに企業の若手社員にヒアリングを行って事例を集めた「能力の発揮事例」、学生が自己評価・他者評価の記録をするための「プログレスシート」なども掲載されており、各大学や企業でそのまま利用できるよう工夫されています。

大学生向けに開発されたプログラムですが、自己評価と他者評価の組み合わせで能力を高めていく点など、もっと年齢の低い子どもたちにも応用できそうです。早い段階から社会で働くことを意識して知識や能力を身につけておけば、社会に出たときにきっと役立つはずです。

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「今日から始める 社会人基礎力の育成と評価」(リファレンスブック)の公表について(経済産業省)
『今日から始める社会人基礎力の育成と評価』(リファレンスブック)公表



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投稿者 kksblog : 2008年07月08日 16:37


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