●次代を担う漫画家 育て(助成事業審査会報告) (2008年07月07日)
日本が誇るコンテンツとして注目される漫画産業。昨今では、携帯コミック市場が急速に拡大するなど、次代を担うクリエイターの誕生が期待されています。上月スポーツ・教育財団は7月2日、東京都内で第5回「漫画家育成事業」二次審査会を開催、「漫画部門」「イラスト部門」合わせて33名の合格者が決定しました。
「漫画家育成事業」は「漫画家等を目指している者に対して助成を行い、将来、社会に貢献する人材を育成すること」を目的に04年から始まった助成事業。漫画家、イラストレーター、アニメーター等を目指す15歳から25歳くらいまでの若者が対象で、助成対象者には同じ志を持つ者の創作活動の拠点として、1年間、同財団所定の寮の賃料等を負担、または年額60万円(月額5万円)の助成金が給付されます。
作品の募集期間は4月1日~4月30日。募集部門には「漫画部門」と「イラスト部門」があり、未発表のオリジナル作品を1人1点、一次審査へと提出します。第5回となった今年度からは、従来の手書き作品に加えデジタル作品の応募も受け付けており、一次審査(提出作品審査)には246名の応募がありました。
一次審査を通過した応募者が挑む二次審査会では実技審査と面接試験が行われます。実技審査は、当日発表された5つのテーマから1つを選択し、各々1作品を制作するというものです。今回のテーマは『エコロジー(環境)』・『食』・『スポーツ』・『誕生』・『都会』でした。
審査の後には、イラストレーターの成瀬審査委員による審査講評、五代審査委員長による審査結果の発表が行われ、選出された助成対象者には認定書が授与されました。
助成対象者一人一人に認定証を手渡した東尾専務理事は「このお金は賞金ではなく助成金。助成を糧に将来の夢に向かって頑張って下さい」と述べ、エールを送りました。
上月スポーツ・教育財団は今後も継続して同助成を行い、若者たちの夢の実現を支援していく予定です。
「漫画家育成事業」二次審査会(上月スポーツ・教育財団)
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投稿者 kksblog : 2008年07月07日 11:05