●小学校の英語授業に使える資料、「Hello」を自由にダウンロードできます (2008年07月28日)
北海道立教育研究所は、小学校英語活動にかかわる指導資料の「Hello」をウェブページ上で公開しました。
「Hello」は段階別に分かれた指導資料で、用途に合わせて自由にダウンロードして使うことができます。現在掲載されているのは、第1号の「小学校英語活動の基本的な考え方」から、第22号の「ジェスチャー(5年生用)、世界の文字(6年生用)」までとなっています。
「Hello」では、小学校英語活動の基本的な考え方として、小学校段階から身の回りの英語表現に親しませて、外国の文化や人々とのコミュニケーションに興味や意欲をもつ子どもを育てることをねらいとしています。小学校英語活動の主となる内容は「子どもの日常生活に身近な英語を扱う」と「音声を中心とした活動を行う」です。
一つ目の「子どもの日常生活に身近な英語を扱う」では、子どもの日常生活において身近な英語を扱うことに重点を置き、楽しさの中に英語に慣れ親しむことができるように工夫することが大切であり、「教師が教えたい英語」ではなく、「子どもが使いたい英語」を扱うことが重要だとされています。
二つ目の「音声を中心とした活動を行う」では、英語をたっぷりと聞くことによって、英語の音声に慣れることが大切であることから、音声を中心にした指導に心がけ、身近で簡単な英語を聞いたり、話したりする活動を中心に行っていくことが大切であるとされています。
指導上の留意点として挙げられているのは、逐一日本語に訳さないこと、英語の発音をカタカナに置き換えないこと、無理に覚えさせないこと、誤りは細かく訂正しないこと、一斉授業だけではなくいろいろな学習形態を工夫することです。
掲載されている資料の一部をご紹介すると、「あいさつ」、「からだ」、「いろ」、「てんき」、「食べ物」、「身近にあるもの、地域にあるもの」「数字」、「動物」、「曜日」、「季節」、「楽器、教科」、「方向、場所」、「職業、気持ち」などとなっています。
「Hello」には、絵カードなどを使って楽しく英語を学べるような指導方法がたくさん掲載されていますので、小学校で英語教育に携わる先生はもちろんのこと、そうでない先生も一度参考に見てみてはいかがでしょうか。
■関連記事
「小学校英語活動実施状況調査」及び「英語教育改善実施状況調査」について
小学校で実際に行われた「早期英語教育」の指導事例集を見ることができます
BBCの英語教育ページ
« 特別支援教育に関するガイドブック―広島県教育委員会 | トップページへ 研修を見直してさらに効果UP! ICT活用指導力の研修結果報告書 »
最新記事一覧
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場(2013年10月08日)
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
- 偏差値やイメージに隠れた大学の真の姿を公開したデータ集を刊行(2013年10月03日)
投稿者 kksblog : 2008年07月28日 21:21