●特別支援教育資料(平成19年度)公表 (2008年06月30日)
文部科学省より、特別支援教育資料(平成19年度)が公表されました。
【第1部】 集計編、【第2部】データ編、【第3部】資料編に分かれて記載されており、昭和23年に統計開始されて以降、昨年平成19年までの資料が記載され、推移を見ることができます。
集計編には、現在の設置状況や在籍者数、教職員数などの記載があります。平成19年5月時点では、特別支援学校数が1013校であり、10万8173人の児童・生徒、8万2千人強の教職員が従事しているということです。
統計開始からの推移をみると、視覚障害、聴覚障害の生徒数は大きく変化はありませんが、知的障害に限ると年々増加していることがわかります。
データ編では、都道府県別の学校設置状況、児童・生徒数、従事者数などが記載されています
平成19年4月に教育法の一部が改正されたことにより、盲学校・聾学校・養護学校とよばれていた学校ガ、特別支援学校と一本化されました。
この改正は、一人ひとりの障害の種類・程度に応じ、特別な配慮の下に適切な教育が行われることを目的としたものです。それぞれの障害を区分けせずに、相互乗り入れができるようにしました。
障害があることはひとつの個性として受け止め、社会全体で守り育てていくことは当然のことです。たまたまハンディキャップを負っているだけで決して弱者ではなく、むしろツワモノと言えるのではないでしょうか?
障害者への手助けが「すみません」ではなく、「ありがとう」と交わされる挨拶ができる社会にしたいですね。
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投稿者 kksblog : 2008年06月30日 00:01