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「ネット上のいじめ」から子どもたちを守るために・・・有識者会議第2次まとめ公表 (2008年06月28日)

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文部科学省は、2007年9月より取り組んできた子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議の第2次とりまとめを公表しました。

今回の会議は、ネット上でのいじめに集中した議論を重ね、「新しい形のいじめ」をなくすための取りまとめ報告です。

『ネットいじめ』による自殺者がでるなど、問題は深刻です。ネット上では、いじめる側は匿名性があり実態がつかめないのに対し、いじめを受ける被害者は実名であったり、明らかに本人と判るような内容であることがほとんどです。

いわゆる〈学校裏サイト〉とよばれるネット上に、「○○サンを無視しよう」だとか「○○サンの顔がキモイ」などと実名をあげて書き込まれるといった具体的な例をあげ、ネットいじめを説明しています。

そして対策としてこの2月には『ネットいじめ』について緊急提言として4つの提案をしました。
(1) 正しい知識をもち、利用実態に目を向けよう。
(2) 「情報モラル」を教え、リスク回避能力を身につけるとともに、ルール厳守をする
(3) チェックをするとともに、見つけたら適切勝迅速な対応をとる
(4) いじめられた子どもを守り通す

新たに今回加えられた項目として、上記の4つの提言を受けて、実際には同のような行動をおこしたらよいかの指針です。【学校】や【家庭】【行政】【関連企業】に向けてのそれぞれ記載があります。

ネットいじめ対策として重要なのは、携帯電話会社が適切な措置を講じていくこととともに、身近な大人が子どもの利用実態を認識し、モラルを教えることにより、未然防止・早期発見・早期対応に努めることとしています。

まわりの大人はインターネットが身近にない時代に子供時代を過ごしてきたので、なかなか実態を理解するのは難しいことだと思います。機械の操作ひとつにしても、多くの人は教えてもらわないと動かせないのが現状ではないでしょうか?

インターネットの現実を突き止める作業が難しい親世代は、子どもの様子の変化を読み取ることが肝要です。子どもとの付き合いはその子が生まれてからずっと続いているのですから、意識を持って向きあえばきっと見えてくるのではないでしょうか・・・。

■ 関連記事

●ネットいじめを解決するために家庭でできること 具体的な4つの対策 (2008年02月14日)

『ネット上のいじめ』から子どもたちを守るために-見直そう!ケータイ・ネットの利用のあり方を-子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議まとめ【第2次】



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投稿者 kksblog : 2008年06月28日 11:04


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