●身近な生物から地球温暖化を考える―「いきものみっけ」プロジェクト (2008年06月26日)
環境省が身近な生物を観察して地球温暖化の影響を調べるプロジェクト「いきものみっけ~100万人の温暖化しらべ~」をスタートさせます。
地球温暖化は海面の上昇や気温の上昇だけでなく、私たちの身近に生きる生物にも影響を及ぼします。今回のプロジェクトは、こうした私たちの身近なところで起きている生物や生態系の変化をみんなで観察し、情報収集を行うとともに、身近な自然を通して地球温暖化を考えようというものです。
セミやチョウなど身近な生物を、自分の生活圏の範囲内で観察し、アンケートに答えるだけなので、だれでも参加することができます。
調査をするのは、季節ごとに生物について調べる「いきものみっけ」と、温暖化に関するアンケートに答える「温暖化意識しらべ」の2つです。
このうち、「いきものみっけ」で調査するのは、クマゼミ、モンシロチョウなどの動物やイチョウなどの植物など12種類で、季節ごとに調べる対象が変わります。例えば、今年の夏はセミの分布や鳴く時期を調べる予定になっています。
参加希望者は、各季節ごとに指定される調査内容を調査し、調査票に記入後、インターネット、携帯電話、FAX、はがきのいずれかを使って報告を行います。あらかじめ、生物に詳しい「自然愛好家向け」と「一般向け」に分けて調査を行い、「一般向け」はその生物を見つけた日や場所を答えるだけの簡単な内容です。そのため生物に詳しくない人でもだれでも参加することが可能です。
この「いきものみっけ」プロジェクトは、今年7月から行われ、平成22年度まで行われる予定で、参加者から報告された内容は環境省がデータをまとめて報告する予定です。参加の仕方や調査票、季節ごとの調べる内容はホームページで紹介されています。
また、プロジェクトの実施に先立ち、プロジェクトの参加者代表となったタレントのルー大柴さんが、鴨下環境大臣を表敬訪問したほか、記者会見も行い、今回のプロジェクトをPRしました。ルー大柴さんは、「いきものみっけ」プロジェクトの「みっけにん」代表として、多くの人の参加を呼びかけています。
だれでも気軽に参加できる内容のため、親子で参加するのも良いかもしれません。身近なところから地球温暖化について考えることができたら良いですね。
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投稿者 kksblog : 2008年06月26日 16:17