●市町村の「子ども読書活動推進計画」策定状況に関する調査 (2008年06月24日)
「子どもの読書活動の推進に関する法律」によって、都道府県および市町村では「子ども読書活動推進計画」を策定するよう努めなければならないことになっています。各市町村における平成20年3月時点での「子ども読書活動推進計画」策定状況を調査した結果が、文部科学省のサイトに公開されています。都道府県については、平成18年度末までに全て「都道府県子ども読書活動推進計画」が策定されており、今回は改定状況が調査されました。
平成19年度末での、市町村における「子ども読書活動推進計画」の策定状況は、「策定済み」が567市町村、全体の約30%と前年の24%に比べて伸びています。策定作業中も含めると全体のほぼ45%に達し、年々策定が進んでいることが分かります。
これは今年3月に閣議決定された「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」の第二次計画にある、当該計画期間中に50%以上の市町村において、市町村子ども読書活動推進計画が策定されること、という目標に着実に近づいていると見られます。未だ策定について検討をしていない市町村もありますが、年を追うごとに減り、昨年から100減って平成19年度末は408市町村になっています。
都道府県については、北海道、福島県、静岡県、岡山県、香川県の5道県で、昨年度に第一次計画を改定し、新たな計画を策定しています。
学校での朝読書や、図書館のおはなし会、乳幼児向けのブックスタートなど、学校や自治体などでさまざまな取り組みがなされています。それでも中高生などでは全く本を読む習慣がない生徒もいるという調査結果もあります。本は楽しむだけでなく、悩みの多い世代にとっては友だちにも先生にもなり得る存在です。数多くの本の中で、人生の糧になるような一冊に出会えるよう、子ども達にはもっと本に触れてほしいですね。
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「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」の変更
子ども読書応援プロジェクト事業としてのホームページ『子ども読書の情報館』開設
都道府県及び市町村における「子ども読書活動推進計画」の策定状況に関する調査結果について
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投稿者 kksblog : 2008年06月24日 15:12